パスタの謎 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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おはようございます。ipocoです。

本日は、パスタの謎についてです。

「パスタは消化吸収が早く、血糖値があまり上昇しない」という話です。
あれは、本当なのだろうか。
自分の場合、逆な気がするのですが。


「消化吸収が遅い」気がするのです。
食べてから、血糖値が上がり出すのが3~4時間後なんです。

つまり、普通に食前のインスリンを打つと、パスタ分がまだ血糖値になる前にインスリンが効いてきてしまい、食後2時間位で低血糖になる。それはもう、インスリンの力で40位にグーンと落ちる。食後でまだ満腹感すらあるのに、低血糖でめまいがするという状況。そして、超速攻型インスリンの効き目が落ちてくる4時間後位になると、今度はジワジワ血糖値が上がってきて、300とか400近くになってしまう。


ただ、外食のパスタは消化吸収が遅いと言われる油が非常に多いので、こうも考えられました。

「パスタは血糖値が上がらない」のは正しい。そのせいで食後2時間の時に低血糖になった。「油のせいで4時間後にじりじり血糖値が上がった」?


食後4時間の高血糖の真犯人は、パスタなのか、多量の油なのか?

そこで、油の量はいつもの量「小さじ1」にして、自宅で調理してみました。油の量はいつもの食事と同じなのに、やはり4時間後に高血糖になるのならば、パスタの消化吸収速度が問題ということになる。


ソースの代わりに、牛肉とセロリを油小さじ1で炒めたものを添えて食べてみました。パスタに別途オリーブオイルは絡めません。


食前にいつものどおりのインスリン量を打って食べてみると、案の定、食後1.5時間で低血糖になり、4時間で高血糖になりました。


パスタは、今頃なんじゃねん!という食品であるという結果になりました。


自分の体質なのだろうか。と思いましたが、昔DMのサマーキャンプで、ランチがパスタの日の午後は、子供達がみなバタバタと低血糖になっていたことを思い出しました。

あのあと、夕方にかけて子供達はみな高血糖になっていなかっただろうか?
あまりに昔のことで思い出せないけど、追跡調査してみたい。


一般的に、炭水化物の消化吸収は早くて、4時間あればほぼ全てが血糖値に反映されると言われているけど、本当なんだろうか。自分の場合だと、パスタは例外のようです。


こういう時は、どうしたら良いのでしょうか。やはり、時間差攻撃ですかね。

一度、食後1時間で打ってみたことがあるのですが、注射後2時間で460というものすごい高血糖になり、失敗に終わりました。
パスタ以外のものも同時に食べているわけですから、全然打たなかったら高血糖当になるのは当たり前か…。

それでは、時間差で2回に分けて打ってみよう。まず、パスタ以外の食品のカーボカウントをして、食前にインスリンを打ってみる。
食後30分~1時間位したら、パスタの分を追加で打ってみる。そうしたら、パスタによる血糖値上昇の食後3時間辺りに、インスリンの効き目のピークを持ってこられそうです。
私の場合、一度の食事のカーボは、おかずが20~30g+主食50gの割合なので、インスリンもこの比率に分けてみます。

インスリンポンプでは、このような食べ方・食べ物による血糖値変動に応じた打ち方を「スクエア・ボーラス」と言うそうです。
「スクエア」って、四角のことですかね?確かにこの方法だと、インスリンの効いている時間は三角型から四角形…台形になりますね。つたない落書きをしてみました。

rakugaki:01



あなたのパスタランチの日の夕方の血糖値は、どうですか?

良かったら、ぜひ、ipocoに教えてください。



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