君を、応援してる。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!



こんにちは。ipocoです。

今回は、病気に負けないで頑張る方法について書いてみます。


あ、具体的な治療とかではありません。
単なる、「気の持ちよう」についてです。今、負けそうな人は、良かったら読んでみてください。


なんでこんなことを書こうと思ったかというと、入院中に、同室に私と同じIDDMの高校生の女の子がいたからです。


自分の娘と言ってもおかしくない年齢の女子に、一体何を話しかけて良いものか分からず、入院している詳しい事情も知らないし、わりと口べたなおばちゃんipocoは何も言えなかったんよ…。


しかし、思ったように治療が進まないのがつらくて悲しいのか、彼女は度々泣いている様子で、私も同じ経験をしたことがあるだけに、当時を思い出してとても悲しくなりました。

健康な子だって、人間関係や進路など、十代はとても複雑な年頃です。大人のように苦難を受け入れる容量はまだないのに、考えることはもはや小さな子供ではない…。そこへ病気が重なるのは、とても辛いものです。


そこで、私は自分がどうやって乗り切ったのか、思い出してみました。


何度も、注射なんかもう嫌だ。死んじゃいたい。消えちゃいたい。などと親不孝なことを考えましたが、実際には全然死ななかったし、消えなかった。

もうだめ、私、病気に潰されちゃう。負けちゃう。と弱音を吐きまくりましたが、痩せてて薄っぺらいipocoの体が実際に潰れることはなかったし、気持ちは負けそうなだけで実際に負けたことはなかった。


そうです、病は気からっていうけど、あれは本当です。実際に糖尿病の私が言うので、あながちウソでもないと思う。


まず、負けそうな人は、「負けない!」と自分自身の心に叫んでみてください。気合は大事です。


しかしそうすると、また新たな問題にぶち当たります。「今は、気合なんかもてない。」ということもあるのです。


これこそ本当に、「気の持ちよう」ということになるのですが、私はここで「大人になる」ことをお勧めします。


もしあなたがすでに本当の大人ならば、それは難しくないかも知れない。
しかし、まだ小さな子供だったり、あるいは半分だけ大人の十代だったら、すごく難しい事かもしれない。


「大人になる」と一口にいっても色々なありますが、ここでやるべきなのは「自分自身にダダをこねない」という事です。


あれもこれも嫌だとダダをこねると、病気の辛さは乗り越えられません。こんな病気になった人生がみじめに思えてきて、より辛くなってしまいます。

だから、今やるべき事…治療と、向き合ってみるのです。例えば、IDDMで注射なんかしたくないと思ったら、それでもこれが自分の生命線だ、仕方ないんだと認めてみるのです。

自分の中身は、実年齢に関わらず、もう一人前の大人だ。という自尊心を持ち、子供時代に別れを告げるのです。今自分のやるべき事を、必死になって認めるのです。辛い事は、泣かずにひとりで飲み込むのです。


それも、だめだったら?

気合なんかとても持てないし、
大人になんかなりたくないし、
死んじゃいたい気持ちでいっぱいだったら?


難しいですね、

そうしたら、あなたを大事にしてくれた人の事を思い出してみてください。

例えば、
お父さんやお母さん、
兄弟や姉妹、
おじいちゃんやおばあちゃん、
友達、恋人、先生…

今日は、その人たちのために、「仕方ねえな!今日だけ頑張ってみるか…」って、生きてみてください。


そうやって今日を生き延び、明日を生き延びたら、そのうち必ず、「ああ、生きてて良かった~」という事があるからです。



…そんな人いねえよ!
と、そのくらいあなたが行き詰まっていて、今、人生が真っ暗だったら…


どうしたら良いのだろうか。

大体そのパターンで、今まで生き延びちゃったipocoは、たぶんとてもお気楽だったのだと思うよ。

どうしたら良いのか、良さそうな事はもう言えないよ。

でも、それでもipocoは、このページを読んでくれた、病気と闘う見知らぬあなたを応援している。


病気になんか、負けちゃダメだ。
君を、応援している。


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