こんばんは。ipocoです。
前回は、
1.医療費控除とは、医療費として使ったお金に課税されていた税金が返してもらえることで、
2.受けるための条件は、去年1年間に使った医療費が10万円以上の場合です。
3.必要なものは、病院の領収証と、源泉徴収票と、自分で作成した申告書類です。という内容でした。
今回は「その2」として、書類の作り方を(私の作った方法)を解説します。
ちなみに私はごく普通の派遣社員をしています。医療費控除の考え方としては同じなのですが、副業など収入源が複数ヶ所ある方は申告書類の形式が少し違うので、国税庁HPでご確認ください。
収入源が会社のみの人は、私と同じなので、以下の解説を参考にしてみてください。
【いよいよ作成スタートです!】
1.国税庁のホームページを開きます。
2.確定申告書作成コーナーで、ガイドに沿って選択・入力していきます。
●提出形式には紙を作って印刷する「書面提出」と、ネットで直接提出できるけど、登録と専用の機器が必要になる「e-tax」があります。私は書面提出にしています。「e-tax」は、1年目は控除額がさらに増えるなどの特典があるようです。
●OS、ブラウザなどパソコンの環境を確認して次へ進みます。
●ここで、やっと本題の「所得税の確定申告コーナー」の選択画面がでてきますのでクリックします。
●申請用紙を選ぶために、収入源を聞かれますので、「給与所得が1カ所」の申請書をクリックします。ボタンの説明にも、小さく「医療費控除の方」と書いてあるので迷うことはあまりないと思います。
3.やっとお金の入力です。源泉徴収票の金額を入力。
●お手元の源泉徴収票と見比べながら金額を転記し、同じように入力します。
●金額が間違っていると、メッセージが出てきて先には進めませんので注意!
●終わったら、画面の下の方に「医療費控除」を入力する画面へのボタンが出てきますのでクリック。
4.医療費を入力します。
●合計金額だけ入力するか、明細を作るか選択することができます。ただし、合計だけ入力しても後で明細は必要になります。
●ここで明細を作れば、最後に印刷しそのまま提出できます。
●明細には「どこの病院で」「合計いくら使ったのか」を書かないといけません。
●糖尿病だと同じ病院に毎月通うので、私はここで「直接入力する」を選択して明細を作り、総合計を算出しました。
●病院名と金額、医療の内容を簡単に入力する明細作成欄が表示されますので入力していきます。例えば、「△△医院」で、「診察」に、合計で「95700円」使った、という感じで入力します。
●なお、医療保険等がおりた場合、保険金の分は控除を受けられません。保険金は「補填される金額」の欄に入力します。
●エクセル集計フォームをダウンロードして日別に作成してから、そのファイルを読み込むこともできます。が、糖尿病の医療費は通院回数が多い上、診察だの院外薬局だのと、領収証の枚数もどんどん増えますので、机の上で計算機をはたいてまとめて入力した方が、速いかもしれません。
5.ガイドに沿って、ここまでの入力内容を画面で確認したら、ついに還付額が確定します!
●入力が完了したら、確認画面が表示されるので、OKならばガイドに沿って進みます。
●住所・氏名を入力する画面までたどり着くと、計算された還付額が下の方に表示されています。いくらになるのか気になって仕方ない!ちょと見てみたいだけ!という方は、ここで確認できます。
●還付金の受け取り方法を選択して、完了です。私は、去年までは振込にしていましたが、今年は「ゆうちょ窓口受け取り」というのをやってみることにしました。希望の郵便局に自分で受け取りにいく方法です。
6.ピピッと、印刷。
●印刷画面に移ります。いらないものは印刷しなくてよいのですが、何がいらないものなのかというと控えくらいですかね?全部で7枚、紙はA4サイズ、カラーでも白黒でも大丈夫です。
7.最後の仕上げです。
●紙が出てきたら、印鑑を押します。
●源泉徴収票の原本は、一緒に印刷された台紙の所定の位置に貼付けます。
●領収証を、小さい封筒にまとめて入れます。領収証は枚数が少なければ、左上をホチキスで止めてほしいみたいです。封筒は軽くホチキス止めして中身が飛び出ないようにします。
●第1表・第2表の控えは、大きく「控」とスタンプが印字されています。税務署には原本だけ提出すればOKなので、控えは来年までとっておいて、また思い出せるよう参考にすると良いかもしれません。1年経つと、ところてん式のipocoの頭には残っていないことが沢山あります。
8.終わったら、提出します。
●税務署に持って行ったり、郵送などで提出します。税務署の人にオッケーをもらうと、ハンコをポンっと押してもらえます。
●税務署員のハンコが不要、あるいは私は大丈夫という場合は収受箱という専用ポストに直接投函してもOKです。郵送もできますが、宅急便は法律で禁止されています。
●イベントスペースなどで開設されている日曜日相談コーナーで教えてもらったりもできますが、とにかく混雑しているので時間がかかるのを覚悟していきましょう。
以上、今年の医療費控除でした。
ipocoにお金を返してお~くれ。