こんにちは。ipocoです。
今年も確定申告のシーズンがやってきました。と言うわけで、今年も税務署にレッツゴー!
『一年間、糖尿病治療で病院に貢いだお金が大金になったな~・・・』とため息ついているそこのアナタ!!
『よくわからないし、めんどくさい』とあきらめる前に、ちょっとがんばったら戻ってきたお金で春物の洋服1枚くらい買えるかも知れません。
そんな訳で、今年の医療費控除の報告です。
今年は、国税庁のホームページで作成できる確定申告書作成コーナーを使って、前日までにあらかじめ作成して印刷し持っていきました。この作成コーナー、税金のことを知らないと、どこをクリックすればよいのかわからない部分もあるとは思うのですが、今年はさすがに5回目の申告、どんくさいipocoでもようやく要領がつかめてきた・・・と言うわけで、ちょこっと自立してみることにしました。
ipocoは現在会社員なので、以下、「普通の会社員で、その他の収入源は無い人の医療費控除」の説明になります。
1.まず、会社からもらっている源泉徴収証を準備します!
普通、12月末とか1月ごろに、会社から葉書くらいの大きさの、小さな紙切れ『源泉徴集票』をもらえます。
でも、今年は来ていなかったなあ・・・もしかして、間違って捨てちゃったんだろうか!?と思い、あわてて会社に電話して事務員さんに聞いてみると
「1月から、給与明細はペーパーレスを目指してWEB化したので、源泉徴集票もそちらで閲覧できます」
と丁寧におしえてくれました。ありがとう。そういえば、そうだった。すいません。
2.おうちにある医療費の領収証をかき集めます!
病院のお会計でくれる領収証、そう、レシートです!昨年の1月1日~12月31日までの1年分、全部集めます。
歯医者さんの領収証も、糖尿病の診察代金も、通院の電車代の領収証も、薬局の薬代も、医療費に関連するものはみ~んな集めます。私は、いつもB6くらいの大きさの封筒を用意して、1年間どんどん放り込んでいます。
でも、これは年始に「来年は確定申告で医療費控除を受けるぞ!」という確固たる決意を持たないと用意できませんよね。去年のは全部捨てちゃった人は、来年の申告に備え、まずは今年の領収証を溜めるところからスタートするといいかも知れません。
うわさによると、風邪を引いてドラッグストアで買った葛根湯代金も含めて良いらしいですよ・・・。
私は申告したことないのですが・・・。
また、扶養家族がいる場合は、みんなの分をまとめて申告できます。
3.いざ、国税庁ホームページへ!
https://www.keisan.nta.go.jp/h23/ta_top.htm
「国税庁」で検索すると、確定申告書等作成コーナー
がでてくるのですぐわかります。
大きな作成開始ボタンを押して、作成スタートです。
電子申告e-taxと、書面提出を選ぶ画面がありますが、私は直接税務署に行くので「書面提出」です。
さらに次の画面で申告する税金の種類を選びますが、今回は所得税の申告になります。
さらにその次の画面で、収入源が何箇所あるかを選びますが、私は会社員でサイドビジネスもやっていないので「給与所得が1箇所の方」となります。
入力ガイドの文章やボタンに沿って、どんどん入力していきましょう。
4.源泉徴集票の内容を転記します。
まず、1.で用意した源泉徴集票の内容を入力する画面になります。
画面のレイアウトと紙の源泉徴集票のレイアウトはほぼ同じで、わかりやすく色がついていますから、そのまま入力すれば大丈夫です。
この辺までは、そんなに迷うことはありません。
5.ようやくたどり着いた!核心の税額画面。
次に、医療費控除額を入力する画面にたどりつきます。
まず、2.で用意した1年分のレシートを机の上で集計してください!
計算機をはたくもよし、エクセルで鮮やかに計算するもよし、用意したメモ用紙にコリコリと書き込んでもOKです。
合計金額を正しく計算できたら、画面に入力します。
通院ごとに入力できる詳細入力画面もありますが、糖尿病の人は毎月通院するので入力が沢山あって大変です。明細の添付が必要と書いてありますが、それほど細かいものが必要なわけではなく、●●病院で何円かかった、△△薬局でいくら購入した、と言う程度のことがわかればよいみたいです。要は合計金額がいくらだったのかが大事なのです。ここで明細入力すると、後でそのまま印刷に使えるみたいです。
実際、昨年の申告相談コーナーでおしえてもらったときは、領収証を入れる封筒をもらい、その外側に総合計金額だけ記入するようにとのことでした。私は税務署でもらった封筒に手書きで●●病院、××円と書いて提出したので、この画面では合計金額だけを入力しました。
領収証は、全て税務署に提出することになります。戻ってきませんので、コピーが必要な人はとっておいたほうがいいですよ。
余談ですが、領収証は左上をホチキスまたはクリップで留める・・・というのが税務署員の好みのようです。
6.やっと判明した、還付金額。
この辺りで、戻ってくるお金「還付金額」がいくらなのかがわかり、画面に表示されます。
納得したら次へ進みます。名前や住所などの個人情報を入力する画面になります。
インターネットのお買い物をするときと同じです。入力に特に悩むことはありません。
ゴーゴー!!
7.印刷~~。
入力ができたら、後は印刷ボタンを押して印刷するだけです!!カンタン!!
1.で使った源泉徴集票も提出になります。印刷すると、貼り付け台紙も一緒に出力されるので、のりで指定箇所にぺたっっと貼り付けます。
(控)も2枚ほど一緒に出てきますが、これは自分の控えなので、手元においておきましょう。無事にお金が還付されたら要りませんが、とっておけば、また来年の参考になります。できあがったPDFデータを残しておいてもいいかも知れませんね。
さて・・・結局、ipocoの今年の還付額はいくらだったかと言うと、
1年間で医療費に17万円くらいかかって、
戻ってきたのは4000円くらいでした。
エーそんだけ?
って思う人もいると思うのですが、ちょっと待った!!!
私は「収入はこんだけしかありません、だから課税対象額を減らしてね。」って申告したのです。
そう、私たちが課税されている税金の種類は、「所得税」だけじゃありません。
にっくきアイツよ・・・「住民税」!!!
去年の所得を今、(2~3月)に決めるでしょ、そして、今度は6月ごろになると、
「この間の3月に確定した所得を元に、住民税払ってほしいんだよね~」って言われるんですよ!!!
(税金をすべて会社で給与から天引きしてもらっている人は、毎月給与から住民税も引かれているので気がつかないかも知れませんが・・・どこかのタイミングで、住民税の確定通知をもらっているはずです)
つまり・・・確定申告で所得を下方修正した人は、住民税も減るんです!!
医療費控除を受けることにより、課税対象額(国税庁が「ipocoの稼ぎ」とみなし、税金をかけるお金)が少し減ったわけです。事実上、4000円プラスアルファのお金がipocoの手元に残るわけです。
(ipocoは個人事業主時代の2年間、住民税のヤロウにコツコツ貯めた大枚を巻き上げられたので(笑)、アイツが憎くて仕方ないのです!!そう、それは6月の嵐なのです!)
小さく見えても、あなたが苦労して稼いだ大事なお金ですよ。
1回くらい、確定申告やってみても、いいかも知れませんよ。