強みというものは無意識に使っているもの、
出てしまっているものであり
これは「後から振り返る」という姿勢が大事だったりします。
なぜかというと無意識に「使う・掘り下げる」と行った後で
「気がつく」につながって来るからです。
ここでワタシ自身の体験、というか経験を。
経験談に重きを置かないで、
ワタシの思考や感情の変化を読み取ってもらえると嬉しいです＾＾
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「スーパーに行くと、前の人が持っている籠の中身の金額をなんとなく当てられる。」
という強みがありました。
まぁ、なんともザックリした強みじゃありませんか。
で、これって「なんとなく」なんですよ。
だから「5,000円ぐらいかな？」と思っていたら
「5,850円」でも「4,480円」でも
なんとなく当たり。
そう、なんとなくです。
なので磨く・・・掘り下げる・・・と考えた時に
「どこまでピタリ賞が出るか？？」と意気込んでやってみました。
そして面白いことに
意気込んでやればやるほど外れて行く（笑）
まさに前の記事の
「素敵な笑顔がアヤシイ勧誘員の笑顔」に変わっていたのです。
気がつかないですよね、ホントに。
なので当たる当たらないは別に、
いろいろ区分けして遊んでみることにました。
家族連れが良いかな？
女性の方が良いかな？
男性の方が良いかな？
一人の人が良いかな？
イオンだけじゃなくてドンキはどうかな？
カインズホームはどうかな？
昼の方が良いかな？
夜の方が良いかな？
まぁ、そうやって人を変え、属性を変え、
場所を変え、業態を変えてやってみたのですが
何にも共通点は見つからず。
「うーん、これは変わらんなぁ。。。」
そう思っていた時に、
ふと「カゴだけ残っている」場面に遭遇しました。
カゴはあって中身もある。けど誰もいない。
で、カゴをよく見ても
いくらぐらいだとかの・・・
インスピレーションは湧いてこない。
持ち主はカゴを置いていって、
何か探しにいるのかもしれません。
しばらくすると男の子を連れたお母さんが
「今日はお菓子買わないの！！」と言いながら戻ってきました。
どうやら男の子がお母さんの知らないあいだに
お菓子を大量に放り込んだみたいです。
この状況を見ていた瞬間
「あぁ、このお昼に親子連れってことは夕方に買い物に来るのは時間がないのかな」」
「そういえばプリキュアのお菓子があったから、お姉ちゃんか誰かいるのかな」
「大量に買い込んでいるわけではなさそうなんで、頻繁に来るのかな」
「そうすると、お母さんはフルタイムのお仕事をしているわけではなさそうだな」
などなど、一瞬の間に
その人の背景や暮らしぶりや親子の関係、性格などを
知らない間に「観て」いたことに気がついたんですね。
そうすると、いきなり
「これ、4,500円ぐらいじゃない？」
となんとなく出てきたんです。
何気なくレジで聞いてみると、
「4,700円」ぐらいでした。かなり近い！
そこで初めて気づきました。
この強みは
「金額を当てる強み」ではなく「人の背景を読む強み」
であったこと・・・が初めて腑に落ちた瞬間でした。
そこからこの強みは・・・
価格を１円単位まで当てるとかはどうでも良くなり（笑）
現在でも整体をする時に役立っています。
どんな風に？？
なぜこれを痛がるのかな？
どうして良くしようと思うのかな？
焦っているような気配はあるかな？
なぜ焦っているのかな？
痛いことで安心しているのかな？
自分の殻に閉じこもっていることはないかな？
見方を変えようしているのかな？
単なる筋肉や骨格がなんやかんやだけではなく
その人の背景を見るようになったんです。
そうするとその人の「楽になる状態」というのが
なんとなくわかってきました。
楽になる状態がわかってくれば、あとは施術だけではなく
コンサルのように話をしてあげたりするわけです。
ストレッチやってね！やらないと良くならないよ！
ではなく
ストレッチやってみれば？良くなるかもよー＾＾
というだけで変わる人もいるし
とりあえず美味しいもでも食べて、遊んでいてくださいねー
とかとか。
背景がわかって来ると、その人がどういう動きをするようになるかが
なんとなくわかって来るので、
こんなもんかな？
とこちらも見たままのアドバイスができます。
これはこちらも気が楽です。
そういえばメルマガから質問いただきました③の記事で
気にしていることが石川はなんでわかるのか？
話してもいないのに・・・？
どうして？
といった質問にも当てはまるかもしれませんね。
こうやってるからなんとなくわかるんですよー、と。
強みを使っていく先は自分の可能性です。
なので、知ってもらって使ってもらうのというのは
その人自身が
すごく気持ちの良いことになるんじゃないかな？
と思います＾＾