今日、来た方の施術をする前に、
簡単な’打診法’ってのをしたんですね。
身体を「トントン」って叩くやつ。
音を聞いて、どんな調子なのかを探る
ひとつの基本的な手技でもあります。
今まであまりやったことが無いから
ちょっと驚いていたみたいなんで
「良くお医者さんがやってるでしょ?」
みたいな話したんですが
「そういえば昔は良くやっていましたね
今は、ほとんど触られた事もないかもしれない・・・」
ってな話になりました
症状を見るのに基本的な所作は
視診・触診・打診・聴診の4つです。
そのうち視診・触診・聴診は古代から行なわれており
ヒポクラテス全集ってヤツにもその方法が記載されています
あとから出てきた打診法が始まったのは18世紀。
結構遅いんですよ。
もともとは、ウイスキーのタルを叩くと
多いか少ないか濁っているかなどがわかる、といった
ふとしたことからヒントを得て行なった方法だといいます。
でも今は、データを見て、その数値が範囲内にあれば
正常とみなす風潮ですよね。
データや数値って、当てになるようで、当てにならないんだよね。
見方ひとつで変わっちゃうし、いつでも都合で変えられるしさ。
コレステロールの数値なんて200が正常って言ったり
220になってみたり、そもそも国によっても違うし。
それに、数値がこうなっているから、と言うその裏には
「何より数値が示しているんだから、責任はオレには無いしー」といった
感じがみてとれるのでイヤなのです。
病気を詳しく分析するのも、もちろん必要なんですけど
病気を、その人の生命全体の中に発生した現象と見る
ってコトが必要なんじゃないかと。
クニドス学派とコス学派との違いって・・・オタク的ですが。
ま、数値だけで判別できたら、どれだけラクでしょうか。
とはいえ、それだけで出来るんだったら、きっとワタシは
いまごろ、施術なんてしていませんでしょうねぇ。