ひだまりが聴こえる
やっと読めました。

新作が楽しみで発売と同時に
買いたかったのだが、あいにく体調が
悪く免疫が下がって買いに行く事ができず

昨日駅の本屋で偶然たまたま見つけて即買い
しました!

帰りの電車で冒頭を読んでいたら
涙で滲んで文字が読めなくなってしまったので狸寝入りをかましながら最寄りまで耐えきりました。
(最寄りが田舎でよかった…)

最初はリュウの話でしたね、
千葉さんは実際、心無い雑音を聞いていた
かもしれない。
でも、千葉さんはそれほど気にしてなくて

耳が聴こえない事が社会的に不自由なんだと
後々、気付いたぐらいだ。

リュウはいや、リュウに限らず
本の中の聴覚障碍者(女性の先生、航平)は
自分のせいで誰かの人生を壊したくない
という思いが強いと感じた。

でも、違うんだ!
壊したんじゃない!変えたんだよ
千葉さんはリュウに、太一は航平に
出会って本当にしたい事を
見つけられたんだ。

誰かの人生を変えるだけの力があるって事
なんだと思う。

千葉さんもリュウも素直じゃないから
自分の思いを伝えられて本当によかった

千葉さんが「ありがとう」と言った場面
読んでて、大号泣……

いや、あれはリュウに吊られたの!!!!


それと、個人的に周りの音を「雑音」
と呼ぶのも新鮮だなと思った。

言われてみれば確かに雑音だ。
私は普段、通学中イヤホンで音楽を
聞いている。

それは、歌が聞きたいからっていう理由も
あるんだろうけど
周りの音を聞きたくないっていう理由もあるだろう。

注目してみると
周りにはいらない情報が溢れている。


今回、S-i-n(サイン)で
疑似障碍者体験をしていましたね
皆さんはあるだろうか?

私はある。
アイマスクをして手を引かれて歩いた

………本当に怖かった。

周りの状況がわからない事が怖いと思った。

でも、太一は
「独りぼっちに
   取り残されたようで怖かった」
と言った。

やっぱり太一は凄いな。
感じ方が一般人とは違う

サポートがあって周りの状況が理解できる
から安心するのではなく、サポートして
くれる人が近くにいるという事に
安心できる。訳だ。


私は小さい頃補聴器をつけると
音が聴こえると思っていた。

それが完璧では無いと知ったのは高校で
手話の授業を受けた時だ

補聴器を通して聴く音は機械音に近いらしいし、ひだまりを読んで初めて「人工内耳」というものを知った

まだまだ、知らないことの方が多いだろう
でも、少しずつ知っていきたい。

そしたら気づかぬうちに聴覚障碍者を
心無い言葉で傷付けずに済むはずだ。

余談だが
うちの母は手話ニュースで手話をしている人をやんわりバかにする

うちの母は決して悪い人ではない
ただ、無知だ
知ろうとしない

母は手話の人の表情がオーバー過ぎて笑ってしまうと、いう

私は、毎回教える
表情も手話の一つなんだと
表情はとても有効な気持ちを伝える方法なんだと

バかにしてるのを見るのは腹が立つ。
私は、躊躇せず指摘し正しいことを
教えられるような人であり続けたい。




太一!航平!
おめでとう🎉

二人の幸せを願っています。

続編、出るかな?
楽しみ!