いつも好きのタイミングがズレて成就しなかったふたり。
見ているこちらがもどかしい。

皆が、個々に、思っていただろう...ふたりは、いつか恋人同士になる。ズレが合致する時が来ると。

キモチは、互いを想い、気になっているハズなのに、その波のようなものが合わない。
空かして映ったり、友人以上にはなれないのかと悩んでみたり、異性と仲良く話している景色に凹んでみたり...
神様にイタズラされているのか、祝福されているのか、1年後のふたり、5年後、10年後は...
その10年後になった今、ふたりは別々の人生に在る。
高校卒業を目前に、ふたりの交際は始まった。
やっと、ようやく...そんな感じだった。
彼女は社会人になり、彼は大学へ進学。
ふたりは、交際から6年後に入籍した。
そして、その2年後に離婚。
決定的な理由はないらしい。
嫌いになったでもない。
しかし、何かが違う、合わないと。
お互いがそう思って、たくさん話し合って、円満を願うなら、離婚という決断をした。
夫婦、仲、相性ではなく、人生の円満。
私にはよくわからないけど、ふたりにはそれがしっくりくるらしい。
離婚後も気まずい感じがないし、交流もある。
それでも、結婚は向かない関係って...
下世話ながら、"性の相性?"彼女に聞いてみると、"その相性はいいのよね、今も時々..."
含んだ笑いを見せた。
不思議なふたりだと思った。
もしかしたら、このふたりは、わざわざ書類1枚で区別するような関係ではなくて、人間とか、魂とかのレベルで繋がっているのかも知れない。
だったら、素敵だなと思った。
だとしたら、そんなふたりに、書類とか戸籍は窮屈なのかもしれない。
ソウルメイトとか、ツインレイとか、信じるも信じないもあるその繋がりに近いのかもしれない。
私のソウルメイトは、ツインレイは...