卓球出版の清水研志です。


本日のテーマは、

14日までの高校総体卓球大会を
会場とネットテレビで観戦して
感じた事をお話しします。


私は2日目にバイクで2時間ほど
掛けて出向きました。
いつもより会場が少し小さいため
場内は暑く感じました。


また、卓球台が少ないせいか
試合のスケジュールが遅れゲーム
終了は8時前になりました。


私が会場で見たのは団体戦の準々
決勝まででした。


団体戦で勝ち上がるために必要だ
と感じたことは、絶対的なエース
が必要、必ず勝てるダブルスペア
が必要、左利き選手またはカット
マンがいるとさらにチームの幅が
広がると思いました。



ダフルスでは、明徳義塾の春日、
金ちゃんペアが優勝候補の及川、
三部ペアに奇跡の勝利を収めました。


決勝戦では、名電の松山、木造
ペアに破れましたが見事な準優勝
に輝きました。


青森山田を破った勢いからは、
優勝間違いなしと思いましたが
難しいです。


ノーシードからの勝ち上がりは
見事だと思います。



そして、女子ダブルスでは第一
シードの塩見、橋本ペアを苦しめた
明徳義塾の1年生ペア井、三村ペア
も素晴らしい戦いをしました。


特にダブルスは、ゲームごとに
選手が入れ替わることで番狂わせ
が起きることがあるので私は好きです!


また、ダフルスには左利き選手が
いるとさらにチーム力が増すと思います。



シングル男子では、名電高校
1年生の木造選手が第1シードの
及川選手を破り決勝戦では、
第2シードの三部選手を、後一歩
のフルセット11-9で破れました
がラリーの応酬が何本も続く
素晴らしい戦いでした!


女子は準決勝で残念なことに
四天王寺と正智深谷の同士討ち
となりました。


決勝戦は、正智深谷の田口選手と
四天王寺のカットマン橋本選手の
戦いで、これも壮絶な内容でした。


優勝はフルセットの11-9で
田口選手が優勝しました。



シングルスについては、中学高校
ともペンホルダーの選手がほとんど
居なくなったこと。


要因としては、日本には強い
ペンホルダーの選手がいなくなった、
また指導できる指導者もいなく
なっていることが原因だと思います。


それに控え、男女とも少しずつ
カットマンが増えてきました。


特に女子選手には、佐藤瞳選手
のように世界ジュニアで優勝する
強いカットマンが数名おりました。


このような強いカットマンを
育てる先生は少ないと思いますが、
カットマンの選手は必ずと言って
いいほど初戦で負ける事はなく
安定して勝ち進む戦型だと思います。


カットマンは昔から身内には
弱いけれど対外戦では強いと
言われてきた戦型だからだと
思います。


女子では、このような強いカットマン
に勝つためには安定したドライブ技術
は必要ですが、それよりもミスを
しない突っつき技術がはるかに必要で
あると痛感しました。


中高年の戦いは、ツッツキの
技術がなければ勝てませんね。


それと、スマッシュよりも何本も
返球できるブロック技術が
勝つために必要だと思いました。



今よりも上手くなりたい、
試合に勝ちたいと思っている
女性の方はツッツキとブロックを
完璧にする練習をしてください!


この2つの技術があれば、そう簡単
に負けない先形になると思います。



最後に、男子決勝戦から
お伝えしたいと思います。


私の好きな戦型は、前陣速攻型の
木造選手です。
中学校の時から好きです!


最近の男子選手はサーブ、レシーブ
したあとに少し下がった中陣で
プレーをする選手が大変多く見られます。


体の大きい選手は良いですが、
小さい選手は不利ではないかと
思っております。


その中でも、比較的少ない前陣速攻型
の木造選手はひときわ目を惹きます!



その技術が相手選手の強いドライブ
ボールをカウンターで仕留める技術です。


この技術は大変難しい技術だと思います。


だから、上級者しかできない
技術だと思っておりました。


でも、60前になった私が上位選手と
当たった時は一方的に責められる
展開になります。


あなたもそうではありませんか?


そう考えたときに、このカウンター
攻撃を身に付けていたら相手の得意
とするボールを打ちのめすことが
できるのです。


ひょつとしたら、上位選手に勝てる
可能性が生まれる技術ではないかと
思ったのです。


さらに、私が指導する女生徒さんや
初級者の女子中学生には、
このカウンターをブロックに変えて
カウンターブロックという技術を
指導してみようと思いました!



そして、勝つためにもっとも
必要だと思ったものは、相手選手の
どんなボールでも返球できる技術
よりボールに近づくフットワーク
だと思いました。


私がレッスンで生徒さんに言っている
ことが、インターハイを観戦して
確信しました。



試合をご覧になったあなたは
どのように感じましたか?


感じたことをお便りいただければ
うれしいです。


最後までお読みいただきありがとう
ございます。m(__)m