こんにちは!

卓球出版の清水研志です。
パリで開催された世界卓球選手権大会では、松平健太君が大活躍をされました。

日本の卓球選手たちに感動と勇気を与えてもらったと思います。

最後まで諦めない心、いつも攻撃的なスタイルのプレーに感動しました。

この世界卓球選手権大会については次回お話したいと思います。

その前に私の仲間たちが戦った、団体戦の模様と私達の試合をお話したいと思います。

そのテーマは初めて見た、大熱戦ミックスダブルス試合!です。

この試合はミックスダブルスの試合でしたが、

1セット目12-10
2セット目16-18
3セット目14-12
4セット目11-13
5セット目10-9

と第1セットから4セット目まですべてジュースという大試合を見せてもらいました。
戦う選手はもとより、応援、観戦するすべての人たちが手に汗を握る戦いに喋り声もありませんでした!

そして、フルセットの終盤は7対9で負けていましたが本当に不思議なことに9対9の同点になりました。

そしてついに10対9と逆転に成功しました。

サービスは相手チームの男性です。

予想としては、このゲームもまたジュースになると誰もが予想したと思います。

ところが誰もが予期せぬクライマックスが待っておりました。

それは男性のサービスミスというなんともいえない結末でした。

そして、ゲームカウント一対一で男子ダブルスにもつれ込みましたが、見事に仲間が優勝しました。

ミックスダブルスが終わった後の相手の女性選手は力尽きたように、呆然と座り込んでいました。

それもそのはず、得点率は女性の方が高かったからです。

本当に素晴らしい試合を見さしていただきました、やはりこのような接戦は入れなかったボールが突然入って同点に追いつくという奇跡に近いプレーが出るということ知りました。
接戦で勝つようなゲームは、諦めないという気持ちと苦しいときには思い切った攻撃が必要であると言うことを学びました。

最後にお伝えしたいことは、あなたも試合を通じて応援してくれる仲間や観客の人達を感動させるようなプレーを目指して欲しいと思います。

その為に一生懸命練習をするのです。


最後に私達の戦いの模様をお伝えします。

ミックスダブルス、男子ダブルスもはじめて組むペアですので勝てるはずがありませんでした。

しかし、予選リーグ2位で通過しました。

1位チームの選手は、女性の方は3段、男性の方が2段という素晴らしい選手がおりました。

私達のチームは40歳の若い選手がおりました。

当然、その若い選手が出る試合は勝てるだろうと思っておりました。

男子ダブルスは、私が繋いで彼が決めるという戦術をたててゲームを進めて行きました。

しかし、彼が攻撃に入るとそのボールは遥か卓球台を越えて行きました。

相手の上手な選手のボールでも普段練習している選手のボールより遅いためタイミングが合わないためでした。

私も経験がありますが、若い選手と練習をすることは速いボールに慣れる、戻りを早くするなどよい点があります。

しかし、本番の試合では若い選手のボールと違って中高年の遅いボールを打たなければなりません。

そのボールにタイミングを合わせることが出来ないまま実力下の選手に負けてしまうのです。

ただ、ボールが遅いからタイミングが合わないと言い訳を言いながら試合をしていた私と同じように彼も言い訳を言いながらミスを重ねていました。

年齢を重ね生徒を指導するようになった今ではそのような言い訳を言いながらでも、頭を使いながらタイミングを合わせて相手コートに入れることに専念することがパートナーとの信頼につながると思います。

あなたも、このような経験があると思います。

特に、ダブルス戦はパートナーとの信頼と何本でも返球する我慢強いペアが強いのではないかと思います。

少しでも、参考になりましたら幸いです。