卓球出版の清水研志です。
精神的な面で悩んでる人が全国にたくさんいると思います。
私の生徒さんの中にも精神的に弱い方は、レッスン中では
私が取れないほどの
スマッシュを打つことができるのに試合
になると全然打てなくなってしまいます。
またある人はいつも練習している人たちとの中では普段通り
に出来るのですが、
練習会場変わったり、大会の試合となる
と腕が思うようにいかなかったり、トス
がまっすぐ上げられな
かったりする人もいます。
イップスという症状です。
精神的なものなので、なぜそのような状態になるのか
原因がわかりません。
わかっていれば対処もできるのですが、目に見えないもの
ですから指導するという
ことは大変難しいものだと思います。
【質問内容】
試合相手とはどのような気持ちで接すればよいか教えて
欲しいという質問です。
先日行われた地元団体戦での私の経験をお話します。
まず、私の本来の姿はとても気が小さく、初対面の人には
人見知りをします。
しかし、試合となるとそのような言い訳は通りません。
従って、私の場合は相手によって気持ちを変えると結果的
には負けるか苦戦します。
また調子を崩す場合もあります。
相手が自分より全然勝てないほど強い選手で
あれば最初
から全力で気合を入れ戦うのですが、少しでも勝てるなと
思った選
手との試合はナメてかかるため、絶対と言ってい
い程接戦になります。
気合が入っていれば、私の場合は5点差があっても一歩
ずつ挽回することが可能です。
一点でも気を緩めるとすぐに挽回されます。
あなたも経験があると思いますが、
11点先取のゲーム
になってからこのようなことは頻繁にあるのではないか
と思います。
ですから最初の試合から冷静に自分の当日の調子を
確かめながら、
今日はフォアで攻めよう!
今日はブロックを中心にゲーム展開をしよう!
今日はオールフォアで行こう!
今日はドライブで攻めよう!
などのように戦い方を決めます。
このようにある程度決めることによって、その時の試合の
流れが変われば
自然と冷静に自分を見つめ直し戦い方を
変えることができると思います。
一度、次回の大会でそのようなことを試してみてください。
最後になりますが、私の同じクラブの後輩の子で仕事が
忙しくほとんど練習はしません。
というより、試合の日しか
来れません。
ですから、今回の試合では半年以上ラケットに行って
いないことになります。
でも彼の卓球センスというか実力があるためなのか、
戦い方を見ていると
練習をたくさんしているような選手
に見えます。
私がゲームの審判をした時のことですが、初めて目の
前で戦い方を見ました。
というより打ち方やサーブの出し方を身近で見ることが
できました。
そこで感じたことをお話します。
試合の戦い方は昔のままです。
練習もしていないのに相変わらず学生時代と同じように
オールフォアです。 笑
ただドライブの打点が一定していることに驚きました。
繋ぐときのドライブと攻める時のドライブ、決める時の
ドライブという3種類の
ドライブがあるのかなと思いました。
一番素晴らしいと思ったことは、常に自分から攻めている
ことだと思いました。
ここで大切なことは、常に攻めるといっても闇雲にボール
を強打するのでは有りません。
先ほどお話した3種類のドライブ、繋ぐ、攻める、決める
を上手に判断して
使い分けることが勝つための条件です。
あなたも今までの経験から得た技術を駆使して、その
当日の精神的状態と
相談しながらその日の攻撃スタイルや
試合の展開方法を考え。
あなたが持っている技術を繋ぐ、攻める、決めるタイミング
に集中して
試合を進めればより卓球ができるのではないか
と思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
そして一つでもいいので実践して何か質問のコメントを
また送ってください。
最後に、あなたにお願いがあります。
このお話しを聞かれて、ご感想や聞きたいことまたはこの方
へのアドバイス
がありましたらお気軽にコメントをください。
このような、ひとつの悩みをみなさんと一緒にもっと深く
追求して解決することが、
一番役立つものだと思うように
なりました。
1つだけでよいので、何かコメントをいただけましたら幸いです。