清水です

久しぶりに、ブログを書きます。


なかなか試合に勝てない人、対戦相手の名前や学校名を聞くだけで試合前から緊張して実力を出せないまま負けてしまう人は、参考にしてください。

本日は、相手の弱点を攻めるについて考えていこうと思います。


みなさんは、対戦相手の弱点を意識しながらいつも試合をしていますか?

たぶん、みなさんはそんなことあたりまえだ!と思っているのではないでしょうか。

本当にそうですか? 自身を持って言えますか?


私は、学生時代は相手の弱点など考えたことはありません。

自分の得意な攻撃をどのようにしたら出来るかを常に考えていたと思います。

それと同時に相手の得意な攻撃を防ぐことを考えて試合をしていたように思います。


あたりまえだと答えた人は、本当は私のように自分の攻撃をいかにできるかを考えて試合運びをしているのではないでしょうか?

一度、振り返ってみてください。


戦術には次の二通りに分けられると思います。

その1、「勝つことを目的とした戦術」

その2、「負けないことを目的とした戦術」


「勝つことを目的とした戦術」とは、3球目攻撃に代表される戦術でいかに自分の得意な攻撃を中心にゲームを組み立てて得点することを目的とする戦術です。


「負けないことを目的とした戦術」とは、相手の得意とする攻撃をさせないことを目的とした戦術です。


この、負けない戦術はみなさんが上達して大会で勝ち進むに従って、絶対に必要となる戦術です。

なぜ、必要なのでしょうか?

あなたが大会に出場して最初の1、2回戦は戦術をあまり考えなくても順調に勝てるかもしれません。

しかし、ベスト8と掛けた準々決勝あたりになると相手の技術レベルも高くなり、実力もあなたとほぼ同じかそれ以上の選手と戦うことになり、「勝つことを目的とした戦術」をさせてくれないゲームが続くことになります。

その選手に勝つためには、あなたの卓球スタイル(自分の得意とするプレーで勝つ)とは相反するかもしれませんが「負けないことを目的とした戦術」が必要となるのです。

この戦術は、相手の得意とする攻撃をさせない=相手の弱点を攻めるということになると思います。


あなたも大会で見たことがあると思いますが、準決勝などの実力も同じ選手同士ゲームであの選手は「スゴイ」、あの選手は「上手い」という表現を耳にしたことがあると思います。

私が思うには、「負けないことを目的とした戦術」を主軸にしてゲームを戦っている選手は、この「上手い」と言われるような選手だと思います。

すなわち、負けない戦い方、または、簡単には負けない戦い方ができる選手だと言えます。


以前より、高校生によく言うことは自分より実力がかなり上の選手と戦うときは、自分のもっとも得意な攻撃と相手選手の弱点を戦わせることで一方的に負けることはなくなり、ヒョットして奇跡が起きるかもしれないと言います。


ぜひ、あなたも「負けないことを目的とした戦術」を身につけるようにしてください。