旅行は大満足な結果に終わり、関係は順調でした。



しかし…そんなある日、十和さんの名前を呼び間違えてしまいます。


その日は、いつもの通り、ビジネスホテルを予約しており、その前に居酒屋でご飯を食べているときでした。


仕事の疲労も手伝って、飲み過ぎたせいか、その日はベロンベロンでした。


そして…話している中、ついに、十和さんの名前を呼び間違ってしまいます。



実は、前の彼女と十和さんの名前は1文字違いで、めちゃくちゃ呼び間違えそうになる名前だったりします。


「なお」と「まお」みたいな感じです。

何の話をしていたか覚えていないのですが、
「十和の好きにしてくれたらいいよ」

というのを
「(前の彼女の名前)の好きにしてくれたらいいよ」

と間違ってしまいました。


十和さんから、「知らない女の人の名前が出てきたし!」とか言われ、めちゃくちゃごめんなさいと謝りました。


事情があって、十和さんは前の彼女の名前を知っていたので、その呼び名がそれだとすぐに気付いてくれたのですが、私は一方的に謝っていました。


けど、十和さんの目からは涙がこぼれ落ちていました。


簡単に泣くような女性ではないのですが、そんな女性ですら泣かせてしまったというのは辛かったです。


実は、普段から、絶対、いつか呼び間違うと思って、細心の注意を払っていたのですが、酔っぱらって、何も考えずに放った言葉の中に 
それが含まれてしまい、自分の中でも凄いショックでした。


こういうときって、ホント、どうしようもないですよね…


十和さんはその後、少しして気分が落ち着き、もう、大丈夫とは言ってくれたものの、私は謝りまくりでした。



その後、ホテルに向かって歩いているときも、涙が出てきていたので、ホントごめんねとしきりに謝りまくりでした。



名前を呼び間違えるというのは、ホント、ダメですね…


これで振られてもおかしくはないくらいの出来事でした。



ただ、十和さんは翌日以降、そのことに触れることはありませんでした。


私の方は、そのことについて調べ回りましたが…


名前の呼び間違いってよくあることなんだー


という事実を掴んだだけで、挽回の方策がありませんでしたえーん


十和さんに許してもらえたとは思ってはいないですが、その後、2度と間違えないよう、名前を呼ぶ際は必ず、頭の中で考えてから呼ぶようになりました。



ちなみに、前の彼女の話は、最初にお会いしたときに説明した以降、一切、話題にしたことはなく、聞かれることもありませんでした。



前の彼女の話とかって、今の人には全く関係ない話だと思っているので、聞かれない限りは話すことはありません。


比較して、前の彼女はこうだったとか言うのは最悪ですしね。


前の彼女の説明以外では、一度だけ、恋愛遍歴を聞かれたことがあるので、昔の話はその時に話したくらいです。
初恋の話とかですね。


あと、別れた相手を悪く言う人もいますが、一度でも自分が好きになった相手を、嫌な面があったとしても、おとしめるようなことはあまり良くないかな?と思ったりもします。