RADWIMPS 「白日」
あまりにも遠い場所を目指しすぎて
いつか来たるべき終わりに蓋をして
人の姿形などとうにないよ
宇宙規模な頭に 25センチの足
一頭身の体で僕らが歩いていく
いつもどおりの道
長い助走をつけて踏み出した一歩が
ある日着地することなく
永久(とわ)にただ舞う
無数に舞う
ねえ今すぐ飛び出してよ
あの人の上に立ってよ
僕の願いなんてさ
取るに足りはしないなら
ねえ何を差し出せばいい
何を失えばいい
全ての今までの喜びが嘘になっていいから
当たりだけのくじ 引いた素振り
当たり前の奇跡 頬張るでかい口
それでも足りずに 今宵も大盤振る舞い
血も涙も出ない肉と魚を前に
手を合わせ「いただきます」笑い声
そしてはずれくじを誰かがまとめて引くとき
ねえ今すぐ飛び出してよ
あの人の上に立ってよ
誰かに空いた穴をさ
誰かが奪ったもんなら
ねえ誰が償えばいい
誰を差し出せばいい
ただ今はされた罪が
僕の前でとまってる
僕の瞳を見てる
今すぐ飛び出してよ
あの人の上に立ってよ
渡しそびれた「さよなら」は
誰に運んでもらえばいい
交わしたての約束は
誰と果たしたらいい
そもそもこの声はさ
ねえどこに向かって歌えばいい
全ての今までの喜びが嘘になっても
戻らない君ならば
せめて出会えたこの喜びを
※歌詞は耳コピです。
間違いは多々あるかと思いますので参考程度に。
何かご意見ご指摘あればコメントお願いします。
■12/14追記:ご指摘があったので一部修正しました。
「白日」とは…
①くもりのない太陽。
②ひるなか。日中。白昼。
③潔白なことのたとえ。
(広辞苑より引用)
2012年3月11日生まれのこの曲。
最初に聴いたとき、
歌詞もほとんど聴き取れないままに、
よーじろーさんの歌声に込められた想いからか、
声を出して泣いてしまいました。
3.11
地震と津波が日本を襲い、
多くの人の命を奪っていった日。
その予告のない災害により、
誰かの踏み出された一歩は、
着地することなく波にさらわれ、
「さよなら」を言えないままに、
交わした約束を果たせないままに、
大切な人と引き離された日。
私は、天国とか信じていないので、
死んだら全て終わりになると思っています。
だから亡くなった人に対して、
かわいそうだとかそういうのはあまり思いません。
思ってもその人に届かないし仕方のないことなので。
それよりも、
大切な人を失った、遺された人たちに思いをはせます。
死ぬことよりも、遺されることのほうがつらい。
どんなに願っても死んだ人は生き返らない。
その死を代わってあげることは決してできない。
突然訪れた別れならなおさらです。
変わらなく続くと信じて疑わなかった日常も、
当たり前だと思っていた誰かとの毎日も、
一瞬にして奪われたのなら。
どう悔めばいいのか。
どう祈ればいいのか。
遺された人の想いを、
私は想像することしかできませんが、
ただそれだけでも、涙は止まりません。
遺された人の叫びを言葉にしたようなこの曲。
テレビに映された無関係な死にすら、
心を痛めるよーじろーさんだからこその曲だと思います。
どんなに嘆いても、
自分のなにもかもを差し出しても、
戻らない大切な人。
戻らないのならば、
「せめて出会えた喜びを」…
その喜びは、嘘にするのではなく
その人と過ごした証のためにも
大事に想ってほしいと思います。
その人が生きた証は、
遺された人の心のなかにしかありません。
その人と出会えた喜びを、
いつまでも忘れずにいてほしいです。
「あたりくじ」「はずれくじ」と聞くと、
RADの『ギミギミック』を思い出しますね。
生きていることが「当たり」で、
死ぬことが「外れ」だとは、
私は思いません。
生まれることも死ぬことも、
当たりか外れかなんてわかりませんから。
また、
「あの人の上に立ってよ」で、
なんとなく『夢番地』を思い起こしました。
僕はきっと今いつかの夢の上に立っているんだね
僕はきっと今誰かの夢の上に立っている
僕が立っているここはきっと誰かの願ってる場所で
誰かが立っている場所がきっと僕の望む場所で
僕はなんで立ち止まって明日を待っていたんだろう
明日はきっと 明日をきっと 迎えにいくよ
私たちの立つ場所は、
亡くなった人たちの願っていた場所なのかもしれません。
それを手放すことなく、
一生懸命に過ごし明日を迎えにいくことこそが、
遺された人間の役割だと思えてならないです。
遺された人々に、
また「当たり前の奇跡」が訪れますように。
大丈夫。
1.17の神戸の街も、明るく温かな街に戻っています。
その未来がより明確に見えてくるように、
私たちは、支援していきます。
そういえば、
よーじろーさんの「ブレス」が主題歌として使われた、
岩井俊二監督の「friends after 3.11」が
劇場版として映画館で公開されています。
まだ東京だけですが、おそらく全国公開されるはず。
震災に対する様々な人の考え・想いを知れる映像です。
ぜひ観に行きたいですね。
3.11に、この音楽を届けてくれたRADWIMPS。
恐らく今日の真夜中から昼にかけて撮られたのだろう、
ろうそくと日の光が希望に見える映像を届けてくれた島田大介さん率いるコトリフィルム。
素敵な音を届けてくれたエンジニアの菅井さん。
YouTubeにアップし全ての人に音楽と映像を届けてくれたRADWIMPSスタッフ。
本当にありがとうございます。
亡くなられた命に、安らかな眠りを。
遺された人に、より温かな希望と幸福を。
祈ります。
最後まで読んでくれた方、ありがとう。