読んだので感想書きます(`・ω・´)
【あらすじ】
新米刑事の宝生麗子は、上司のお坊ちゃん警部とともに事件に挑むが捜査は難航する。
的外れな推理ばかりを言う上司に呆れ、不満をつのらせながら帰る麗子の乗った車はリムジン。
運転手は執事。
そう、彼女は超が付くほどの大金持ちなのだ。
ディナーのあと、麗子が執事に事件のことを相談してみると彼は一言。
「お嬢様はアホでいらっしゃいますか」
そして毒舌執事による謎解きが始まる…
謎解きはディナーのあとで/東川 篤哉

¥1,575
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2011年本屋大賞の第1位作品。
基本的に本は借りるだけで買わないのですが、
本屋大賞の1位だけは発表後に必ず買うようにしています。
それぐらい、信用に足る賞なんですよね。
しかし…
この話はあまりにもふつーすぎる(-ω-;)
おもしろくないわけでは決してないです。
ただ、過去の本屋大賞受賞作と比べると劣ると思います。
推理小説で執事が謎を解くというのは確かに斬新ですが、
「執事」「毒舌」というのはだいぶ前からの流行り(というかもう終わった?)ですし、
女性狙いなのが見え見えです。
トリックも、そこまですごいと思えるものではないですね。
本格ミステリーといえばコナンくらいしか読まないうちでも解けるものがありましたし。
定番なものが多いと思います。
文章も、ライトノベルとまでは言わないもののかなり軽い。
ユーモアな会話も、、、やっぱふつーですね。
特筆すべきことはないです。
ではなぜこの作品が本屋大賞をとったのか。
そう疑問に思ったとき、去年の受賞作『天地明察』を思い出しました。
この作品に決まったニュースを見て、歴史小説に興味のないうちは当初かなり不安でした。
「古臭い文章で書かれてたら絶対読みにくいし嫌やなぁ…」
と思ったのが正直なところです。
けれど読んでみると、めちゃくちゃハマりました。
話は面白いし興味深いし、文章も読みやすい。
本屋大賞がなければ手に取ることすらしなかっただろう小説に、
ここまで夢中になるとは思いもしませんでした。
「興味を持つ人が少ないジャンルの小説を、もっと読んでもらいたい」
これこそ、本屋大賞の真の意義といえるのではないでしょうか?
ただ、500ページ近くあるこの本は、普段本を読まない人にはハードルが高すぎたと思います。
本屋といっても、小説を目的に来る人だけではありません。
漫画や雑誌、ビジネス書を買いに来る人も多くいます。
そういう人たちは、店頭でどれだけ『天地明察』を大きく取り上げていても、
見向きもしないのではないかと思うんです。
あの本の太さでは、本をよく読まれる方しか読もうと思わないでしょう。
一方この『謎解きはディナーのあとで』。
ページ数は250ページほど。しかもハードカバーではない。
加えて、「本屋大賞第1位&100万部突破!」の帯。
「令嬢刑事と毒舌執事が事件を解決。ユーモアいっぱいの本格ミステリ!」の宣伝文句。
いつもは本を読まない人も、足を止めて手に取りたくなる気がしませんか?
ちょっと女性向けすぎるかなとは思いますが、
表紙を飾る中村祐介さんの絵に、
アジカン好き・森見登美彦好きの男性は注目するかもしれません(若干無理やりですが)。
個人的にですが中村さんの絵がかなり好きなので、本屋ではいつも釣られます笑
「本を読む習慣のない人にも読んでもらいたい」
「読書への入り口を広げたい」
本屋大賞にはきっとその意義もあるはずです。
ならば今回の大賞も、その意味で納得なのではないかと思うんです。
ただ、
ついこの前、東野圭吾の『名探偵の掟』を読みまして…
超定番本格推理小説をコミカルに皮肉り、かつ痛烈に批判して問題提起した東野さんは、
この小説を読んだら嘆きそうだなぁと思わなくもないです…
自分もやっぱり物足りなかったですし、
なにより執事物は好きじゃないしパクリっぽいのでビミョーです(´Д`;)
でもAmazonとかで酷評されてるのを読むと、擁護したくなるんですよね笑
批判されてるものは良いところを見つけたくなるし、
もてはやされているものは批判したくなる。
そういうひねくれてる人間ですww
小説初心者の方や、
文字ばかりの本に苦手意識を持っている方、
本を読んでみたいけど何から読めばいいかわからないという方などなど、
普段は本を読まない人にはぜひぜひ読んでもらいたいです!!!(">ω<)
これを読んで、「小説もなかなか面白いね」「読みやすい!」と思う人が増えたら、
やっぱり本屋大賞に感謝ですね(´ω`*)
こんなもんでー。
最後まで読んでくださった方はありがとうございます!!!
もしなにかあればお気軽にコメントどうぞー