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好きなものを好きなように書いていきます


さっそく観に行ってきました!!

最高だったので久々ですがちゃんと感想を。





とりあえず、エヴァを全く知らないという人は

ぜひ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観て下さい。

これで面白いと思ったら、TVアニメ全26話→旧劇場版→新劇場版:破と観て、

今回のQを観に行けばいいかと思います。

何が面白いのかとかはまぁエヴァ芸人とか観れば…ww

でもファンが本当に多い作品なので一見する価値はあり。

宇多田ヒカルはもちろん、オリラジあっちゃんとか田村敦とかの芸人たちや、

吉高由里子や高嶋政宏さんとかの俳優たちや、

山下達郎とかhydeさんとかのアーティストたちとかにも人気!

たまたまテレビでhydeさんが

「ラルク4人で映画館貸し切って序観たよ」
「初号機が暴走するところがすげぇ好き」

と言ってるのを聞いたときは笑ったなぁww

あとBUMPの藤くんは綾波レイが好きすぎてアルエ作っちゃったしねw

というわけで未見の人はぜひ序を観てみて下さい!






そんな感じで、前置きが長くなりましたがQの感想を…

ネタバレなしで書くのでQ未見の人もご安心を。

ただし、TVアニメ・旧劇・序・破の話はばんばんするので

これらを見てない人は読んでもさっぱりだと思います、すみませんw



どうあらすじを書こうともネタバレになるのでとりあえず書かずにいきます。



Qがどういうものかを言う前に序と破の説明をまとめておくと、、


序はTVアニメと同じく導入部分。

使徒という敵が攻めてきてそれをエヴァとネルフで向かい撃つっていう流れの説明。

あとは各キャラの性格や人間関係とかも把握できるようにしてくれてた。


破はいわばサービス、サービスぅ!の回。

TV版で言えばアクション&コメディーがメインだった8-12話あたり。

キャラクターの描き方もファン好みで、アクションも満載、

キャラ同士の人間ドラマまでも豊富にあって何よりかなりわかりやすかった。

有名な台詞やらアスカの裸やらシンジくんと加持さんのホモ(?)シーンやら、

サービスショットが多々あったしねーw


そしてそれに続くQ。

TV版では、3人が文句を言い合いながらも連携して戦い、

人の心を持たないレイすらも他人に関心を持ち始めていたところで

使徒の攻撃によってアスカは精神崩壊寸前、レイは3人目になってしまい、

孤独になったシンジのもとにカヲルくんが現れるが彼もまた…

Qは雰囲気だけをいうならまさにこれと同じ。

TV版ほどは不幸さがないけどかなり暗かったし。

だから、TV版のこのあたりが嫌い、許せない、理解できない、

旧劇場版なんて最悪だったって思ってる人は、

残念ながらQでも似たような感想を持つと思います。

お金がもったいないだろうから大人しくレンタルかテレビ放送を待つのが賢明。



あと、TV版と同じような理解しづらさがあります。

まずあまりにも急展開した状態から始まるし、理解不能な用語連発。

集中して聞いててもさっぱりなところが多いです。

私は観る前に若干のネタバレをtwitterで読んでしまったからそんなに驚かなかったけど、

全く情報ない状態で観た人はまぁポカーンとするだろうなとw

ただ、必要最低限には一応説明してくれてるので、

そこまで置いてけぼりにはならないと思います。

そういう理解できないものを楽しめない人も観に行くのはやめたほうがいいし、

それでも観に行くなら相当の覚悟を持っておいた方がいいかな。

序破だけでTVアニメ版は観てないって人でも、理解できないなんてことはないですし、

TV版を知らなくても内容の理解には問題ないですけど、

こんな暗くて分かりにくい雰囲気を知らないと確実に戸惑いますね。

どちらにしろ、Qを観るときは覚悟していってください。



難しいのがエヴァの魅力の一つって言っちゃうと言い訳がましいけど、

でも、「よく分からないけどすごい! 面白い! かっけー!」

って思えるアニメこそがエヴァなんじゃないかなと思ったり。

エヴァが好きな人はみんなそういうところに魅力を感じてるって思ってたけど

批判する人が多いところを見るとそうでもなかったか…



私としては、むしろ序や破のようなファンに媚びるようなエヴァが好きじゃなかったから

今回のQはかなり満足なんですけどw

もちろん破はキャラクターみんなに救いがあって、そこは本当に良かったと思ってるし

だからこそ映画館でも大号泣したわけですが。

でも、いちいちこういうキャラ萌え的なシーンいらないのになぁとか思ってたんですよ。

さっき書いたようにTV版でもそういう回やシーンはけっこうあって。。

そこはサービス、サービスぅ!の言葉に納得して我慢してたんです。

だからこそサービス一切なしな旧劇が今でも一番好きでw

最後のアスカの「気持ち悪い」なんて、

キャラしか見てないようなファンに向けた言葉じゃないかと思ったりねww



まぁキャラありきで観てる人はQはやめといた方がいいですね。

色々変わっちゃってますし。

破でサービスしてもらったんだから今回は我慢してくださいな。

あ、でもカヲルくんだけは何も変わらずカヲルくんだったwww

シンジくんとカヲルくんのホモホモしいのが好きな人はどうぞw

けど、アニメ最強のイケメンと思ってたカヲルくんの顔が若干変わっててショックだったかな…

ちょっとイケメンじゃなくなってました、残念。




これだけ言ってますが、もちろん難しいだけじゃないですよ。

アクションシーンももちろんばっちりあって相変わらずかっこよかった!!

眼帯アスカ最高最強!

CGもすごいしね!


ただ、終盤特に訳わからん展開になるので、

破DVDを観たあと睡眠3時間でQを観に行った私には流石にきつかったかな…w

若干あくびまじりで観てましたww

あまりにも分からなくて集中力切れたというかw

観に行く人は睡眠もばっちりとってからにして下さいねw



しかし、破で見せてくれた子どもたちの成長はちゃんと受け継がれてて本当に嬉しかった。

それに何よりミサトさん。

めちゃくちゃかっこよくなってたし、彼女はやっぱりシンジくんの家族的存在なんだと

改めて思わせてくれて良かったです。

シンジくんがもう少し成長すれば完璧だ!w

周りの言いなりでエヴァに乗っていた彼が、

自分の願いのために初めてエヴァに乗る決意を自らする

っていう破の終盤で見せた成長は良かったけど、

「世界なんてどうでもいい、綾波だけは助けたい!」

って周りを一切顧みないのは

ただのはた迷惑なガキと一緒なんだってことが今回のQでわかります。

だから彼が、言いなりでもなく、自分の願いのためだけでもない、

そんな戦い方、生き方ができればきっと…

ということで次回の完結作に期待ですね。

ラストシーンとかから、きっと次回作では幸せに終わらせてくれるだろうっていう

希望を持てたから、それだけでもこのQは最高だったと言いたいです。

きっちりエヴァを超えたヱヴァQだったなと。




あと、序破とあえて違うEDの宇多田の新曲もかなり嬉しかったです。

確かに前2作と違ってこれに「Beautiful World」は合わないし。

エンドロールで聴きながらやっぱ宇多田の音楽は良いなぁとしみじみ。

歌詞には泣きそうにもなりましたね。


どんなに怖くたって目を逸らさないよ
全ての終わりに愛があるなら      
―― 宇多田ヒカル「桜流し」


ほんと、愛があってほしい、

子どもたちに幸福が訪れる終わりであってほしいと切実に思いました。








ネタバレありでも色々書いていこうかと思ったんですけど、

長くなってしまったのでとりあえずこんなもんで。


こういう感じでYahooレビューも書いてみましたー↓

http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343233/rid481/p0/s0/c0/

参考になったよ!って人は

こちらで役立ちましたボタンを押していただければ嬉しいです(宣伝乙)。

注意は書いてますが、レビュー後半は若干のネタバレ入りますのでご了承下さい。

まぁ観てない人が読んでも支障ないくらいですけど、

全くの情報なしで観に行きたいって人は読まないほうがいいかな。







ってわけで、

長々と最後まで読んでいただいた人に感謝を。

ありがとうございました。



観に行ってきました!!

かなり良かったので久しぶりにちゃんと感想書きます(`・ω・´)

若干のネタバレがあるのでご注意を。





『桐島、部活やめるってよ』


【あらすじ】

とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。(Yahoo映画より)



【キャスト】

神木隆之介
橋本愛
大後寿々花
東出昌大
清水くるみ
山本美月
松岡茉優
落合モトキ
浅香航大
etc..


監督:吉田大八






いわゆる青春群像劇。


おそらく10代~30代くらいの人たちなら、

この映画に既視感を覚えるんじゃないかと思います。

それぐらい、誰もが体験したことのあるような、

高校生活の一場面が切り取られています。



映画で描かれるのは、

「桐島」が部活をやめる金曜日から翌週の火曜(だったはず)までのたった5日間の話。



本当に、どこにでもあるような高校の、

どこにでもいそうな高校生たちの日常生活。



部活にいそしんだり、部活をさぼったり、帰宅部で気ままに過ごしたり、

ちょっと不安定な友達付き合いをしたり、彼氏彼女で仲良くしたり、

クラスで駄弁ったり、趣味にうちこんだり、

浮いてる奴を白い目で見たり面白がったり、

そうやってからかってくる奴らに言い返せないのに仲間うちでぐちぐち文句言ったり…



クラスにこんな子いたなー、こういう奴いたなー、自分ってこんなんだったなー

そうそうこんな風に授業受けてたなー、こんな感じで部活頑張ってたなー

と思う瞬間の連続。



そんなありふれた日常生活が、

バレー部キャプテンの「桐島」が部活をやめることをきっかけに

微妙に崩れていく。


確かに、部活ってけっこう密な人間関係で、

誰かがやめるってなると色々もめた記憶がありますね。

親友にも彼女にも部活仲間にも何も言わずやめたならなおさら。



「学校」というのは、子どもたちにとっては一つの「社会」で。

狭くて無駄に近い人間関係に苦労しながら、

でも苦労してるってことを周りに気付かれないように過ごしていかなくちゃならない。

ある意味大人よりもめんどくさい「社会」だと思います。

狭い空間の中で色んな人間と付き合っていかなければならないんですし。


そう、「学校」には実に色んな人間がいます。

自分にとって好ましい人も苦手な人も近づきたい人も近づきたくない人も、

関わりたくないのに無理に笑顔で付き合わないといけない人も。


この映画に出てくる人間をあげるなら、、


とにかく真面目であることを嫌い、真剣な人間を笑って日々をテキトーに過ごす女子や、

そういう子に馬鹿にされたくなくて頑張ってることを隠す女子や、

付き合ってる彼氏に肝心なときに無視られてイラつき焦る女子や、

そんな微妙で危うい女子の人間関係をどこか客観的にみてしまう女子や、

好きな男子をただ見ることしかできず、部長という立場も気にする女子や、

能力はあるのに部活をさぼりがちで、でもやめることもできずにぐだぐだ過ごす男子や、

クラスで浮きながらも自分の趣味を追求する、けど派手な子や運動部には何も言えない男子や、

そうやって何も言えないくせに、仲間同士では強気に文句言ったりする男子や、

女子と下ネタのことしか考えてない男子や、

努力を続けるのに能力ある人間には決して追いつけない男子や、

それでもしつこく夢を諦めきれない男子や、

ネタにされたりめんどくさい人間関係にまきこまれないよう付き合ってることを隠す男女や、

中学のときはそれなりに喋っていたのに高校になって一切近づかなくなる男女や、

……


こんな様々な性格の人間が、一つのクラスや部活に集められる。

そりゃ問題も起こるよなーって思います。


あ、一応言っておきますがいじめとかはこの映画では一切出てきません。

高校生って、いじめをするほど他人と関わることをめんどくさがるのか、

高校ではいじめはほとんどないというイメージですがどうでしょうか。

この映画もそんな感じです。






キャストのことを言うと、

神木くん、橋本愛、大後ちゃん以外はたぶん全く知らない俳優さんたちでしたが、

みんなハマり役だったなぁと思います。

不自然さが全然ない。


神木くんは綺麗な顔してるのにあのデカい眼鏡でこうも根暗っぽくなってしまうのかw

でもそういう役もできてしまうのがやはり上手いところ。


橋本愛は『告白』の少女Aでも思ったように、ハッとするような美人。

なんか目を引いてしまうんですよね。

目力なのか髪のきれいさなのか…

性格的にも一番好きな人物でした。

もうちょっと台詞の演技がうまければなぁと思ったり。


大後ちゃんはちゃんと観たのは初めてのような気がしますが良かったですね。

好きな人には全く引っ込み思案になるブラバン部長。

観ながら心の中で彼女をめっちゃ応援してしまいましたww

スッキリとではないかもしれないけれど、ラストシーンは良い顔だったんじゃないかなと。


東出くん(野球部をさぼる男子・菊池宏樹)は、、

かっこよくないのになんでこんなかわいい子と付き合ってんだ…

と思ってしまいましたがw

でも微妙な役どころをすごく上手く演じていたなぁと思います。

彼もラストの表情が本当に良かった。


清水くるみちゃん(バド部女子)も、

人付き合いとかバドミントンとか気になってる男子とか

内心で悩み多き女の子を自然体で演じてたなぁと。

あまり口には出さないところを、表情やしぐさ、視線で見事に表現してました。


山本美月(桐島の彼女)はとにかく美人さん。

そんな彼氏に必死にならなくてもいいんじゃない?って思いましたが、

こういう女の子にとっては彼氏って大事なんだろうなぁ。


松岡茉優(宏樹の彼女)、こういう子苦手だーって子をまさに演じてくれたw

おしゃれと彼氏にしか興味なさそうな、

真剣な人間を笑うような子はほんと苦手です。

かわいいんですけどね。

でも本気でこんな子嫌だわーって感じたので、演技が上手いということかなww


落合モトキ(帰宅部・赤カーディガン)と浅香航大(帰宅部・バスケ好き)の2人は

けっこう気に入ってます。

劇中で一番当たり障りないというか。

特に赤カーディガンの落合くんは男子陣のなかでは一番好きでしたw






ラストシーンで、

神木くんが作る映画の台詞なんですが

「ここが俺たちの世界なんだ。俺たちはこの世界で戦うしかないんだ」

といったような言葉が出てきます。

けっこうさらっと言われるんですが、

大事な言葉だと思うんですよね。


まさに「学校」とは「俺たちの世界」であり、

生徒たちはそんな「世界」で「戦うしかない」んですよね。

いじめの多い中学ほどではないでしょうが、

高校では平和で静かな戦いが繰り広げられているんですよ、毎日。



あと、神木くんが「たぶん映画監督にはなれないよ」と言う台詞も胸打ちました。

部活で頑張っても、プロになれる人間なんてほとんどいません。

そんなこと誰もがわかってる。

それでも、頑張ってしまうんですよ。

なんか努力してしまうんですよ。

ちょっとはプロに繋がってるんじゃないかと錯覚したりしながら。

野球部キャプテンの姿、馬鹿にはできませんでした。






最後に「桐島」くんについて、、

かなりのネタバレかと思うので読みたい人は反転してください。
(モバイルの人はすみません…)



実は劇中一切「桐島」くんは出てきません。

一瞬、彼らしき人物が登場しますが。

また、なぜ彼がバレー部をやめるのかも明かされません。

それは観る側の想像に任せるということかなと。


部活をやめた理由、私の憶測では、

強化選手(?)として選ばれながらも

彼はどこかで決してプロにはなれないことを悟って、

自分と同じポジションでレギュラーになれなくても努力し続けてる仲間に

試合に出てほしいと思ってしまった、

というところなのなと。

部活で頑張り続けることがむなしくなったからかもしれません。

あくまで憶測ですが。








こんな感じで。


楽しめる類の映画ではありませんが、

観てると自分の高校時代を思い出したり

あのときの人間関係を考えたりできる映画です。


邦画が好きな人やいろいろ考えながら映画を観るのが好きな人には絶対おすすめです。


ぜひ。




何かありましたらお気軽にコメント下さい。


長々と読んでいただきありがとうございました。


発売日まで音沙汰なしかと思ってたら、

いきなり公式アップされましたね。

新曲、シュプレヒコール。

まさかのニコ動です。



RADWIMPS New Single「シュプレヒコール」アップしてみた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18448939
(7/31追記:現在は非公開になっています)



土日限定だそうなので、

聴きたい方はお早めに。

外部での動画貼り付けを禁止されてるので

URLのみです。




ラジオで音源初公開でもなく、

MVをアップするでもなく、

歌詞を載せた動画で初公開。


今まで以上に、

歌詞とともに届けたい

ということなのかなと思いまして、

さっそく解釈しようかなと思います。


雑誌のインタビュー記事も何もないので

歌詞からのみの読み取りとなります。

好き勝手に解釈するのでご了承を。




水色が歌詞、その下が解釈です。








『シュプレヒコール』





今日も世界のあちらこちらで
述語と主語がやりあってんだ
文脈さえも通り越しちゃえば
きっと平和の世界征服さ


今日も戦争のない平和な世界では、
尽きない問題について好き勝手に議論している。
英語が世界の共通言語になって、
自分たちの平和を世界中に押し付ける。


僕らの当たり前の毎日が
それだけで罪と言われんなら
いいよ半端なアメとムチなんか
1000年分まとめて裁判を


僕ら人間が当たり前に過ごす毎日は
他の生き物にとっては有害で。
中途半端な自然の恵みとか災害とかいらないから、
1000年分くらいの罪をまとめて裁判にかけてほしい。


たまたま空いた穴に僕たちは 天文学的方程式で
産み堕とされたそれだけなんだ 本当に ただそれだけなんだ


ありえない小さな確率で僕たちはこの世界に生まれた。
選ばれた命というわけではなく、ただ偶然に。



今日も世界のあちらこちらで
呪文のように飛び交ってんだ
産まれてきただけで奇跡と
分かったから一つだけ いいかい


今日もこの世界のいたるところで
本や歌詞やテレビや映画なんかで
「産まれたことが奇跡」「その奇跡に感謝しよう」と言う。
そんなことはわかったから、一つだけ言わせて。


V.I.P.限定商品の割に
このギリギリの日々は何?
どうせ奇跡で産み堕とすなら
ちゃんと最後まで起こしてよ


そんな奇跡的に生まれたVIPな自分のはずなのに、
なんで生きるのにこんな苦労しなくちゃいけないの?
どうせ「奇跡」で命を与えてくれたなら、
死ぬまでその「奇跡」を起こして幸せに生きさせてよ。


平和と退屈の差なんてさ 起き抜け見た空の方角で
待ちに待った核弾頭が僕らの頭通り越してった
いよいよ三次世界戦争だ


平和と退屈の差なんてほんの僅かで。平和な毎日とはつまり退屈な毎日ということで。
核ミサイルが落ちてきて戦争が始まることを、心のどこかで待ち望んでた。
さぁ戦争の始まりだ、退屈な日々の終わりだと、ワクワクしてしまう。



冷たい声の合唱に 希望の度を越えた歓声に
もみくしゃになったまま 走らせた今日を


冷たく批判する多くの声に、むやみに希望を叫ぶ歓声に、
踊らされ流されながら生きていて。


右向け右の号令に 正気を失った万歳に
しわくちゃになったまま 明日を迎えにいくよ


隣の人に倣え、同じ行動をとれ、同じ思想をもて、という命令に、
自分の意志を持たない人たちによってただ叫ばれる万歳に、
もまれまきこまれながら生きていく。





何千年前だか確かに
この世界ではじめて「ウソツキ」と
言ったあなたに言っておきたいんだ
すべては君がはじめたんだよと


いつからだか「嘘」「嘘つき」が創られた。
誰だろうか、一番最初に「嘘」を言った人は。
いや、一番最初に誰かを「嘘つき」呼ばわりした人は誰だろう。
「嘘」を生み出したのは、誰かを「嘘つき」呼ばわりしたあなただ。


あれから幾年月経ったって
君の声は今も木霊してる
思わず口をついた四文字が
この世界を今も覆っている


何千年も経った今、
「嘘つき」という言葉は蔓延し、
世界中でみんなが他人を疑い批判し
「ウソツキ」の4文字を口にする。


この瞬間も止めどなく ほら 白と黒とがやりあってんだ
その火の粉で上がった炎で 泣く泣く僕ら暖をとったんだ


今このときこの瞬間も、真実と嘘が争っている。どちらが白か黒かなんてわからないのに。
その争いが地上で戦火を起こす。
その争いがネット上で炎上を起こす。
それを見て僕らは、平和を実感してぬくぬくと暮らすんだ。



語り継がれた物語は
いつも終わり方は決まっていた
「そして彼らはいついつまでも
幸せに暮らしましたとさ」


みんなが知ってる童話や物語は、
いつだってハッピーエンド。
お決まりの文句で終わる。


ちょっと待ってよ 知りたいのは
その続きだよ 守りたいのは
やっと手にしたハッピーエンディングを
枯らさずに咲かせとくカプセルを


知りたいのはハッピーエンドの続きなんだ。
どうやって幸せに暮らしたの?
どうやってそのハッピーエンドを持続させるの?


大ドンデン逆転勝利も全世界的ハイライトも
出尽くし あとはデッドエンドの この時代に産まれた運命を
二行にまとめられたストーリーを


ドラマチックな逆転勝利も、ハイライト(一番の見せ場)も
全部歴史の中で語られて出尽くして、残されたのはデッドエンド。
輝かしい時代を過ぎ、自然が破壊され人類が破滅に向かうこの時代。
第二次世界大戦も冷戦も終わり、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」と
ぼかして勝手に適当にまとめられたこの時代。



踏みにじられた正解も 容易く裏切られた情熱も
しわくちゃになってなお この手の中に


正しさは踏みにじられ、どんなに情熱をかたむけても簡単に裏切られる。
そんな混乱の中でもなお、この手の中に正しさも情熱も持ち続けたくて。


積み上げられた過ちに 黙して語られずの回答に
散り散りになってなお しがみつくけど


何度も過ちは犯され、語られることのない歴史も多々ある。
正しいものが分散してもなお、それにしがみつくけれど、
そんなことできるの?



いよいよすべてはじめましてです
自分の家でみんな迷子です
そう 幸せの数え方から もう一度


じゃあもう全部はじめからやり直そう。
自分の家の中すら迷子になるくらいのところから。
何が幸せなのかを考えるところからもう一度はじめよう。


無実と張り上げた声でも
実はどっかに心当たりも
さぁ いざ甘んじて受けましょう
『主文:懲役 僕の生涯』を
命を賭し 命の刑期を


自分は罪なんて犯していないと主張するけど、
実はなんとなく罪を犯した心当たりがあったりして。
だってみんな生き物を殺して生きているってことわかってるから。
さぁ受け入れよう、この罰を。
生まれたこの世界が牢獄で、生まれてから死ぬまで鎖につながれる。
この命をもって罰を受けよう。苦しくとも生涯を生き続けよう。
この命を賭け、死ぬまで生きて、刑期をまっとうしようじゃないか。



冷たい声の合唱に 希望の度を越えた歓声に
もみくしゃになったまま 吐き出した今日を


冷たく批判する多くの声に、むやみに希望を叫ぶ歓声に、
踊らされ流されたまま、なんとか生きていく今日。


とっくに枯れ果てた涙腺を 揺らし続ける君の存在も
ごちゃまぜになったまま 瞬く世界


泣きすぎてとっくに枯れた涙腺を、君の存在がまだゆるませる。
そんな君の姿もごちゃまぜになったまま、
消えそうになりながらも灯りを希望をともし続ける僕の世界。





■7/31追記:一部加筆修正しました。
■8/9追記:ご指摘により、一部加筆修正しました。







「シュプレヒコール」

集団のデモンストレーションなどで、一斉にスローガンを唱和すること

広辞苑より




この曲は、

シュプレヒコールというタイトルで、

シュプレヒコールそのものを批判したものですよね。



デモで何かを訴える人々の中で、

真に自分の意志で自分の言葉で

それを訴えている人がどれだけいるだろうか?


周りの意見や雰囲気に流されて

ただ決められた言葉を吐いてるだけじゃないのか?



今日本ではデモがお盛んですが、

それに待ったをかけるとまではいかなくても、

本当に君たちは自分の意志でそれをしてるの?という

疑問を投げかけるような曲かなと。


こういうところはほんとRADらしいというか、

よーじろーさんらしいですよね。



あと、生きてるだけで幸せだとか、

生まれてきたこの奇跡に感謝とか、

お決まりのように言われてるけど

実はそんなことないんじゃないのか

とは私自身思ってたので、

そんな感じに解釈しました。



別にキリスト教徒でもないんで、

生きてることは罪だ、とも思わないですがw


「産み堕とされた」っていうのがポイントですね。

「落」じゃないってところが。






解釈なのに詩っぽくなってしまい失敗かなぁ…


色々補足したり訂正したりしたいですが、

ちょっと時間ないのでこのへんで。

またあとから書き足していこうかなと思います。




何かありましたらコメント下さい。







■7/31 以下追記



今回の歌詞はかなり解釈が難しかったです。

なので、なぜこういう風に解釈したかというのを

順番に補足していこうかなと思います。

かなり長くなるので、興味ある方だけでいいですよー





「述語と主語がやりあってんだ」

まずここでつまづきますね。

どんな比喩なんだと思いましたが、

「私は○○だと思う。」「僕は□□だと思う。」

という様子を思い浮かべたので、

議論しているという形に解釈しました。


「文脈さえも通り越しちゃえば」

これも分かりづらい。

次の「きっと平和の世界征服さ」を踏まえると

アメリカが世界中に自分たちの平和を押し付けていると考えたので、

英語が勝手に世界共通言語になってることを指してるのかなと。


「僕らの当たり前の毎日がそれだけで罪と言われんなら」

『DADA』などでも人類の存在そのものが

地球にとって害になっていると批判していたので、

人類の毎日が「罪」なのかなと。

罪と言えばよーじろーさんお得意のキリスト教関連かと思いましたが、

それなら「1000年分」じゃなくて

イエスが生まれてから今までの「2000年分」にするだろうと思いまして。

「裁判」はキリスト教の最後の審判っぽいけどね。

シュプレヒコールの歌詞は全体的に『絶体絶命』と関連が強いので、

キリスト教批判の『おしゃかしゃま』より『DADA』に近いかと思います。


「いいよ半端なアメとムチなんか」

というのは痛い言葉ですね…

人類が自然を壊しながらも、

自然は恵みをもたらしてくれるし、

反対に、先の震災のような災害ももたらす。

「半端な」ものだったら一部の人だけ被害を受ける。

それならいっそ不公平の内容に人類全体を…ということでしょうか。


「たまたま空いた穴に僕たちは 天文学的方程式で 産み堕とされた」

『だいだらぼっち』で

「この世界ははじめから 失敗作や でくの坊の 放り込まれたゴミ箱」

という歌詞があって、

3年前のフェスでもこのことについて言及していたので、

その意味を込めてあえて「堕」という漢字を使ったのかもしれません。







またまた時間がなくなったので

続きはまた明日書きます。


というか、こんな細かい補足は需要ないですよね?笑

長くてすみません。



■7/31 以上追記






■8/3 以下追記


時間があいてしまいましたが、続きです。



「平和と退屈の差なんてさ」
「待ちに待った核弾頭が僕らの頭通り越してった いよいよ三次世界戦争だ」


これも痛い言葉ですよね…

平和がずっと続くとそれが当たり前になって、

平和のありがたさなんてわからなくなって、

ただ退屈だと思うようになってしまう。

みんなが芸能人のスキャンダルや炎上を

楽しむのも平和すぎて退屈だからでしょう。

みんな争いを面白がっているのが現状です。

不謹慎な話ですが、震災からの反原発デモも、

非日常を楽しんで参加している人もいるかもしれません。

あくまで私の推測ですが。

蛇足ですが、『東のエデン』という私の好きなアニメでも、

11発のミサイルが日本に落ちて、けれど1人も犠牲者が出なかったために、

みんながその非日常を面白がってしまい、

しまいにはまたミサイルが落ちないかと期待してしまった。

平和と退屈の差なんてそんなもんなんです。



「冷たい声の合唱に 希望の度を越えた歓声に もみくしゃになったまま 走らせた今日を」

ここ難しかったです。

「冷たい声の合唱」を、最初は戦争の犠牲者への鎮魂歌のようなものと考えたんですが、

「合唱」「歓声」「もみくしゃ」になるなら、人々を揺り動かすものだろうと思ったので、

デモとかで大勢の人が批判する様子として捉えました。

「希望の度を越えた歓声」は、「○○万歳!」みたいな感じかなと。



「右向け右の号令に 正気を失った万歳に」

思想や考えを訴える人って、同じ考えを持つよう他人に強要するように思えます。

この「右」はさすがに右翼ってことは…ないですよね?w

この万歳は太平洋戦争で赤紙が来て兵士として旅立つ青年たちを

万歳の声で送り出していたのをイメージしました。


「明日を迎えにいくよ」は『夢番地』にも出てきた好きな表現です。




「この世界ではじめて「ウソツキ」と 言ったあなたに言っておきたいんだ」

「嘘」にも色々あって、他人を守るためのやさしい嘘もありますよね。

また、嘘をついたことを誰かが見破らなければ、

その「嘘」は「真実」にもなりうると思うんです。

「嘘」を「真実」にしておく方が平和だというか。

誰かが「嘘つき」と言わなければ、その「嘘」は「真実」になったのに。



「思わず口をついた四文字が この世界を今も覆っている」

この4文字はもちろん「ウソツキ」なわけですが、

今はみんな誰かを「嘘つき」呼ばわりして疑り深くなってると思います。

ネットで個人が好きなように発言できるようになったため、

情報の信憑性が薄れていってますし、マスコミも政治家も疑われてばかりです。

疑ったり批判したりするだけでなく、もう少し信用してあげてもいいと思うんですけどね。



「白と黒とがやりあってんだ その火の粉で上がった炎で 泣く泣く僕ら暖をとったんだ」

「白」=真実、「黒」=嘘 という比喩だと思います。

警察用語では白=無実、黒=犯人ですしね。

でも結局どちらが本当に正しいのかなんて、

曖昧なことが多いんじゃないかと、個人的には考えています。

ニコ動でも最近某歌い手さんの割れ騒ぎが起こっていますが、

無実を訴える側も犯罪を訴える側も、

好きか嫌いかの主観が入りすぎてて、どれだけ騒ごうと真実なんて分からないんですよ。

ああいうのはただ騒いで炎上させることをただ楽しんでるだけなんで。

そういう炎上したのを見て、私たちは自分の平和を実感しますし、

もしかすると一緒に楽しんでしまうんじゃないかと思います。



「やっと手にしたハッピーエンディングを 枯らさずに咲かせとくカプセルを」

ハッピーエンドってその物語の終わりがただ幸せなだけで、

登場人物たちのその後を想像すると不安になることは昔からよくあります。

『天空の城ラピュタ』とか特に。

彼らはあのあとどうやって生活していくんだろうと思うと、

あの映画がハッピーエンドだとも思えないです。

物語に人生を求めても仕方ないんですが。



「大ドンデン逆転勝利も全世界的ハイライトも 出尽くし」

このあたりからさらに解釈が難しくなっています。

人類は智を得て様々な歴史を経て栄華を極めていますが、

戦争も終わった今、国の形もほぼ固定されて平和を迎えています。

ただ今までのツケのように環境問題が起こっていて。

だから「あとはデッドエンドの この時代」なのかなと。


「二行にまとめられたストーリー」は正直全然わからないです。

たぶんよーじろーさんが生まれた1980年代から今までの歴史は

二行くらいでしか語られないとかだと思います。

(■8/9追記:この二行は「「そして彼らはいついつまでも 幸せに暮らしましたとさ」」
ではないかというご指摘をいただきました。
メインの物語はすべて終わって適当にまとめられてしまった不安定な時代
と考えられるかもしれませんね。)



「踏みにじられた正解も 容易く裏切られた情熱も」

正しさというものは、時として隠されたり蔑ろにされたりするものですよね。

「容易く裏切られた情熱」というのは、

「情熱」が裏切るのか、「情熱」が裏切られるのかで迷いました。

最初は、人々を情熱をもって動かしたヒトラーの裏切りのようなものかと思いましたが、

「しわくちゃになってなお この手の中に」持つものなら、「情熱」が裏切られたほうかなと。



「積み上げられた過ちに 黙して語られずの回答に 散り散りになってなお しがみつくけど」

どれほど真実が見えなくなったとしても、それにしがみつこうとする。

「けど」、それって難しいんじゃないかなぁと。



「いよいよすべてはじめましてです」

真実がもう分からなくなっているというのを受けて、

それなら全部最初からやり直そうじゃないかという意味と考えました。


「自分の家で迷子です」

これはかなりわかりにくかったんですけど、最初からやり直すために、

自分の家で迷子になるくらい記憶などをリセットするって感じかなと。

「幸せの数え方から もう一度」とも言ってますし。

「幸せの数え方」は、何を幸せと数えるか、幸せって何なのかを考えると解釈しました。



「『主文:懲役 僕の生涯』を 命を賭し 命の刑期を」

これはけっこう色んな解釈ができるんじゃないかなと思います。

「当たり前の毎日がそれだけで罪」で、「産み堕とされた」世界なのだから、

「僕の生涯」は常に罪を背負って罰を受けながら生きていくものだと考えましたが、

あまりにもキリスト教っぽいのでやっぱり違うかなとw

罰として「ギリギリの日々」があるから、

苦しくても大変でもその罰を受け入れて、生涯かけて死ぬまで生きろよ

というのがよーじろーさんらしい考え方だろうと思います。



「とっくに枯れ果てた涙腺を 揺らし続ける君の存在も」

よーじろーさんがしょっちゅう言ってますがRADってみんな泣き虫なんですよね。

よーじろーさん自身、感情の振幅が大きくて暗いニュースとかだけで落ち込む。

そうやって枯れ果てたはずの涙腺なのに、「君の存在」はまだこの涙腺をゆるませる。

その「君の存在も」「ごちゃまぜになったまま 瞬く世界」

「合唱」「歓声」「号令」「万歳」「正解」「情熱」といったものにごちゃまぜになりながらも世界は瞬く。

「瞬く」の意味を辞書で調べると、

①まばたきをする。 ②灯が消えそうに明滅する。 ③②のような状態で生きながらえている。

と出てくるので、

正解も不正解も「君」の存在もごっちゃになって分からなくなっても、

なんとか消えそうになりながらも、灯(希望)をともしながら生きているのだろうと。

RADの曲は、散々ネガティブなことをうたいながらも、

最終的にはポジティブに持っていくというか、希望を残して終わるものが多いので、

今回もきっとそうなんだろうと解釈しました。


最後になっていきなりでてきたこの「君」は誰を指すのかですが…

まぁ涙腺を揺らせる存在なので「大切な人」なんでしょう。

1~4枚目までのアルバムなら確実に彼女さんのことを指していたんですけどね。

アルトコロニー以降は色々解釈できるので、捉え方は人それぞれということで。









本当に長くなってしまいましたが、補足は以上です。


どういう風に解釈したか、自分の頭の中をさらけ出してみるのもたまにはいいかなと。

私のRADに対する考え方はこういうものなのだと思ってもらえれば幸いです。


これを読んだ人も是非、ご自身で色々解釈してみて下さい。


もし、「これはこういう風に解釈できるのでは?」というご意見や

「これってどういう意味?」というご質問などがありましたら、

お気軽にコメント下さい。

よろしくお願いします。






最後に、

ここまで長々と読んで下さった方に最大の感謝を。

本当にありがとうございました。







■8/9 追記

そういえば書き忘れていましたが、

『独白』と『22:20:12:5:14:2012』も聴きました。

もともと雑誌でよーじろーさんが思い出を語っているとありましたが、

実際聴いてみると本当にただただ語っているだけだったので驚きました。

amazarashiのような詩の朗読に近いかもしれません。

なんでこんなメンバーへの私的なメッセージをCDにしたのかと疑問でしたが、

次のインストを聴くと納得。

恐らく『独白』をメンバーに聴いてもらったあと、

RADWIMPSの4人が絆を深めた、その喜びを演奏で表現したのだと思います。

表現したというか、とにかく4人で音を奏で生み出すことが楽しいといった感じですね。

そしてその記憶、記録をCD音源としてずっと残していきたいと思われたのかも。

この2曲をセットで聴くのがいいかなぁと勝手に思ってます。

あ、新しいRADWIMPSロゴもいいですよねー



ただの蛇足ですが以上カップリング曲の感想でした。