アミノバイタルカップ初戦、ICUの相手は和光大学。2年前の同じ大会では3対7の逆転負けを喫したものの、リーグ戦の直近2試合ではいずれも一点差で1勝1敗と、つばぜり合いを演じてきた好敵手である。

フィジカル勝負を好むチームだけにタイトな試合が予想されたが、前半はICUが狙い通りにポゼッションで優位に立ち、ゲームを支配した。
しかしゴール前でのチャンスをものに出来ず、逆にビルドアップ時のミスを和光に突かれ再三ピンチを迎えてしまう。しかしGKの佐藤が三たび一対一を阻止する好守を見せ、前半をスコアレスで折り返す。

後半は和光が持ち前のアグレッシブさを取り戻し、60分にはサイドバックが攻め上がったところをロングカウンターで返り討ちにされ先制点を許してしまう。

しかしICUも気を落とすことなく果敢にチャンスを作り続け、まずは安藤のスルーパスに抜け出した高遠がGKとの1対1を制すと、勢いそのままに古賀がペナルティーエリア外から左足のボレーでチーム加入後初得点を挙げ逆転に成功する。

もっとも和光も動揺することなくさらに攻勢を強めたため、ゲームは一進一退の激しい攻防の様相を呈し、現に直接フリーキックを片手一本ではじき出したGK佐藤の好守がなければ全く異なる展開を迎えていたであろう。

ただ80分には結局同点に追いつかれてしまい、両チームとも90分後のPK戦を意識し始めたロスタイム、和光のゴール前およそ25mの距離でICUがフリーキックを獲得する。キッカーを務めるのは副キャプテンの柴田。
放たれたキックは鋭く曲がりゴール右隅に突き刺さった。信じられないという表情を浮かべる和光の選手たちを尻目に勝利を祝ったICUの次の対戦相手は1部に所属する立教大学。

苦しい展開が予想されるが、実力差を考えればプレッシャーがかかるのはむしろ相手の方。劇的勝利で得た好ムードを活かし、価値ある挑戦に挑む。