前回の記事でセミナーについて少し触れましたが、このようなイベントのほとんどで「勧誘や販売行為を禁止します」と規約があります。
イベント参加者のフリをして自分の主催するセミナーへ勧誘したり、自分の販売している商材を売りつけようとする人も中にはいるのです。
なんらかのテーマで集まったメンバーなら関連するイベントに興味を持ってもらいやすいので、手っ取り早い集客を目的として入り込む人も紛れ込んできてしまうのです。
これはネット上でもよくあります。
ツイッターなどでプロフィールに「起業をサポートします!」「楽に稼げる!」など気になる言葉がたくさん書かれているアカウントにフォローされたことはありませんか?
このようなわかりやすく怪しいアカウントならブロックすればよいのですが、そこそこフォロワーも多い人だったり、テレビに出ているような人が運営するネット上のコミュニティだと思わず自分から入会してしまう人もいるかもしれません。
代表的なものは「サロン」と呼ばれるコミュニティで、月会費を払うと会員限定の記事を読めたり、主催者も参加する掲示板で直接質問できたり、ファンにとっては魅力的な内容も多いです。
しかし、中には適切に運営されていないものもあるようです。
過去に有名な方が主催するサロンで、会費を払っているにも関わらず会費に見合った活動がない、ともめた事例もあります。
納得の上で入会するならよいのですが、「社畜として一生を終わりたいですか」「ブラック企業で働くより独立しましょう!」などやや脅迫めいた言葉は、就職について不安に思っている学生がみたら気になってしまうのではないでしょうか。
現実でもオンラインでも、危険はあちこちにあります。
事前に主催者やイベント、コミュニティの評判などを十分に調べて、怪しいところには近づかないように気を付けてください。