【書籍情報】
店長がバカすぎて
早見和真
角川春樹事務所 (2019/7/13)
ISBN-13: 978-4758413398
【概要・コメント】
久しぶりに小説をジャケット買い&買いだめした。
最近、技術書ばかり読んでいたので嫌気が指していたので、並べく軽そうなタイトルの本を選んでみた。
小説のタイトルとしては、読者の心をしっかりとキャッチする優れたタイトルだと思う。
そして、その中身もタイトルに恥じない良いできだと思う。
但し、最近複数の伏線回収が当たり前になってきている小説において、ある意味1つの伏線のみで最後まで押し通した本書は、やや物足りないとの印象である。
ちゃんと起承転結があるので、物語としては優れているとは思うのだが、伏線が一本しかないので、そこに読者の注意が完全に向いてしまっているので、思わぬ形で伏線が回収されるという驚きはない。
書店員の日常を描くという意味での描画力も、主人公の愚痴が多く、疲れているときに読むには少し心がすさんでしまう。
同じような悩みを抱えている読者ならば、共感が生まれるのかもしれないが、自分にとっては「ちょっと愚痴が多すぎて、ツライな」という感想であった。
良い本ではあるとは思うが、名著かと言われると・・・
というのが最終的な感想となろう。
