【書籍情報】
業務改善の問題地図 「で、どこから変える?」 進まない、続かない、だれトク改善ごっこ
沢渡あまね, 元山文菜
出版社 : 技術評論社 (2020/11/6)
ISBN-13 : 978-4297116392
【概要・コメント】
改善が根付かない組織において,何が障害となっているのか,その障害はどのように排除することができるのかをユーモラスに記した1冊.
技術的な書籍というよりは,改善に真面目に取り組もうとしている人に,「苦しんでいるのはあなただけではないよ」,「皆同じように苦しんでいるよ」と穏やかに諭すような書籍である.
以下,この書籍の中で興味深い文章を以下に箇条書きで引用する.
- 改善が進まない/定着しない組織の多くは,改善の個人の気合と根性に依存しすぎ.
- 組織に改善を定着させるためには,制度・個人スキル・プロセス・場の4つの視点が大切である.
- 人事部門,あるいは経営企画部門が単独で進める改革や改善は,なかなかうまくいきません.
- 意識合わせよりも,景色合わせを
- 改善して浮いた時間で何をするのか?話し合って言語化してください.
- (改善の)提案書と実行者を分ける.マネージャーがいったん問題・課題は受け止めて,だれに改善を担当してもらうかは別で決める.
- 改善が定着している/し始めた組織は,トップ(社長,部門長ほか)も正しく汗をかいています.
- 成果は,数値化によって評価してください 変化は言語化によって評価してください
- 「やめることを決める」 最新の法制度や社会的トレンドにあわせて,ゆるめるところはゆるめる
- 何をこれからも大切にするのか? 新たにどこを目指すのか? どこで尖っていくのか?
- ECRS (Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)で業務を整理整頓する
- ソリューションをうまく使いこなしている企業は,トップが導入後に何度も活用促進を言い続けています.
- 「あなたにしかできない」「あの人に聞かなければわからない」という状況が,「仕事ができること」だと勘違いしている
- 3つのグランドルール ①現地で問題解決,②人を責めるな,仕組みを疑え,②即実行,即実感
- (改善に反対する)モンスターはすぐに倒せない,だれでもモンスターになりうる
- 『パーキンソンの法則:進歩の追求』において,「仕事の量は,完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」
- 業務改善の成功には部門を横断する強いリーダーシップが欠かせません.これを実行できるのは,経営層なのです.
- 「業務は生き物」。業務とは,変化し続ける特性を持っているのです。