【書籍情報】
ラプラスの魔女
東野圭吾
出版社: KADOKAWA (2018/2/24)
ISBN-13: 978-4041054932
【概要・コメント】
東野圭吾先生の新しいシリーズのようである。
新幹線に乗る時に,やや疲れ気味で手元の専門書を読む気にならなかったので,買ってみた。
結論として,このシリーズは,難しい設定だと思った。
世の中を支配する物理法則を熟知し,様々なものの動きを予測する能力というのは,とても興味深い能力ではあるが,その能力がもたらす効果を過大に描画しすぎているように思う.
また,ガリレオシリーズなどでは1つ1つの物理現象に関して,詳細にその背景をトリックとして説明しており,それが東野圭吾先生の作品の1つの魅力であると思うが,例えば流体の動きをNavier-Stokes方程式の1つで片付けてしまい,それを説明する様々な物理減少を全く説明していないため,いかんせん内容が薄く感じてしまう。
売れっ子作家故,なかなか1つのネタを深堀する余裕は無いのかもしれないが,せめて周辺の編集者の方々には東野先生が十分に情報を咀嚼し,ストーリに取り込める時間的余裕または人的バックアップ体制を構築して欲しいものである.
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ラプラスの魔女 (角川文庫)
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