【書籍情報】
Casa BRUTUS 2010-1 NO.118 建築・デザインのベストヒット100
出版社: マガジンハウス


【概要・コメント】
昨年まではリアルデザインやAXISなどのデザイン雑誌を
定期購読していたのだが,今年から金銭的な問題で
定期購読を中止したために久しぶりの”デザイン系”雑誌である。


タイトルでは建築・デザインのベストヒット100とあるが,
デザインの定義はいろいろあるものの,家具や椅子などの
アーキテクト系?が多く紹介されている。

ブルータスカーサ自身は以前にも目を通したことがあったが,
デザイン系3雑誌を区別すると以下のようになるだろうか?


AXIS:デザインフィロソフィーもしくはデザイナー自身のスタイルを紹介する雑誌
Casa BRUTUS:建築物を中心として街の風土や様々なライフスタイルを紹介する雑誌
Real Design:雑貨・工芸品といったプロダクトデザインを中心に紹介する雑誌


上記のような区別として理解すると3者3様であり,
どれも目を通してみて異なる情報が得られる非常に興味深い内容である。


大枠として以上のような整理になるが,
話を今号に戻すとベストヒット100という壮大なタイトルを打ち出しているわりには
その整理の方法,特にどのように選定したのか?の基準などが曖昧であり,
”ヒット100”くらいの表現に抑えておくのが正しい内容かもしれない。


それにしても日常,プロダクトデザインを中心として
物事を考える,注目している自分としては
「建築物」をどのように捉えるのかは慣れない。


例えば手のひらサイズになる雑貨では当たり前の技術も,
それを人が定住出来る建物として成立させる苦労は並大抵ではない。


建築は人目に付かない星の数ほどのアイディアの中で
絞り込まれたほんの一握りの抜きん出たものが実現され,
あるいは注目されているわけで,それを体系的もしくは論理的に
捉えることは容易ではないように思う。


そんなこんなで”建築”に関する勉強がまだまだ足りないな
と思い知らされるきっかけの1冊だったかもしれない。