とりあえずブログのタイトルを変更してみました。
個人のメモとして書き綴っているブログなので,
タイトルなんてどうでもよいような気もするのだが,
あまりに個人のつぶやきというタイトルだったので,
もう少し実態に近いタイトルにしようと思っての変更である。
【書籍情報】
赤い指 (講談社文庫)
東野 圭吾 (著)
出版社: 講談社 (2009/8/12)
ISBN-13: 978-4062764445
【概要・コメント】
またしても東野圭吾の本を読んでいる。
自分もうちの奥さんも東野先生の本が好きなので,
二人で楽しめる小説として非常に重宝している。
さて今回の赤い指も東野圭吾の得意とする
サスペンス+ヒューマンドラマの代表作と言えるであろう。
基本的には事件の謎解き自身は犯罪者の目線から
物語がつづられているので,特に目新しいトリックなどはない。
しかし,犯罪が暴かれていく流れが新しく
そしてそこに潜む少子高齢化という現代社会の問題点が
凝縮されていて非常に興味深い。
特に最近,仕事の関連で介護関連の書籍を
読むことが多くなってきたが,
老人(被介護者)の気持ちを物語の1つのキーとして
位置付けているところが,この小説の深さを出している。
「事実は小説より奇なり」というが,
その”奇なる”現実の要素を以下に物語の中に上手に
埋め込むかが昨今の作家に求められるスキルなのであろう。
その意味で「容疑者Xの献身」に続いて
ミステリとヒューマンドラマを上手にコンバインしている
東野圭吾は高い技術を持っていると言えるのであろう。
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