【書籍情報】
日経ものづくり2009年12月号
日経BP社
「特集-強い設計力」
「特別編集版-ものづくり復興への道筋」
【概要・コメント】
日に日に日経モノ作りの記事の内容が薄くなっているのが
とても気になるところであるが,今回は創刊5周年記念の別冊が
付属してくるということで本紙はともかくこの別冊が
非常に読み応えがあるものであった。
本紙はもはや「三菱鉛筆のクルトガってすごいよね。」
くらいしかコメントするところがない・・・(涙)
この別冊はコンサルタントなどをしている日経モノ作りの
コメンテータの重鎮方が昨今の不況を踏まえて今後のモノ作りの
未来について熱く語るという記事であるが,
最近,技術だけでなくこういった上位の概念の記事も比較的楽しめるように
なってきたのが歳を取ってきたというのを感じさせられる。
中でも”ムダ取り”で有名な山田日登志先生の「知識」と「智恵」の
違いに関するコメントに感銘を受けた。
一言で言ってしまうと
「智恵は出すもの,知識はいれるもの」
そして
「(智恵を)出すことなくして,(知識は)入らない」
というのが,ポイントだとのことである。
確かにモノ作りは知っていることで解決出来ることは
ほんの一握りのものでしかない。
1つの問題に対して苦労して,頭から血が出るほど考えに考えて
結局たどり着いた答えの根本原理が,全く異なる製品の
カラクリと同じであったりする。
その根本原理が同じことに気づくことが知識であり,
やはりまずは考え抜いてみないと,
何が”同じ”なのかを理解することは難しかろう。
とまあ,いろいろと考えさせられる特別編集版であった。