ruiのブログ


【書籍情報】
日経ものづくり2009年8月号
日経BP社
「特集-こんなに使えるバイオプラのすべて」


【概要・コメント】
不景気のせいか日経ものづくりの広告が少なくなり,
非常に薄くて持ち運びが容易な雑誌になってきている。。。
中身の記事を読みたい自分としては結構なことだが,
日本全体のことを考えると少し複雑な気分である。


バイオプラに関しては,まだまだ試作用途に使う
というものでもなさそうで,その意味では本雑誌の
特集記事自身は基礎知識を充実させる程度の内容であった。


一方で,三菱重工業(株)のガスタービン効率向上の記事は
非常に興味深かった。 ガスタービンの効率を1%向上させるために,
新たな素材の開発,また部品形状の最適化(3次元形状化)を
取り組む研究・開発作業はまさに国プロの支援のもと
行うべき事業であると思うし,日本が中国や韓国と比較しても,
付加価値を持った上でビジネスに取り組める数少ない
製造業であるような気がする。


昨今,日本の民生品はあまりにコスト削減に取り組むあまり,
韓国製ひいては中国製の品と大きな差異を示せないように
なってきてしまっている。


かつてのヨーロッパの工業国も同様の問題にぶつかりつつ,
ドイツやイタリアのように独自の付加価値を製品に持たせることによって
現在の地位を築いていることを見習い,
日本の産業についてあり方を見直さなければならない。


今,日本の産業,特に工業に対する意識改革が
求められているような気がする。