「カバーお付けしますか?」
「いや、いりません。」
この一言を後悔すると同時に、
神田昌典の90日ピンク本、
夢をかなえるゾウ以来の
衝撃本。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎夏海 ダイヤモンド社
装丁は電車で読むのが恥ずかしい「萌え本」。
主人公のみなみは高校野球部のマネージャー。
「野球部を甲子園に連れて行く。」と決めたみなみは
本屋に行って、マネージャーかマネージメントを探す。
そこで、中身も見ずに、店員のお勧め
ドラッカーの「マネジメント」を購入。
多分、ドラッカーのマネジメントを手にした人は多いけど、
読みきった人、理解できた人は3%くらいかな?
そんな挫折をした人も、
この本を読んだ後では
「よし、正月にドラッカー読もう!
みなみちゃんみたいに、
自分の組織に当てはめてマネジメントを考えよう。」
そんな、素晴らしいノウハウ本です。
そして、
終盤、思わず目がウルウル。
南海電車の中で
萌え本を読んで、
目を赤くしている変なおじさんになってしまいました。
「絶対、おじさんはカバーしてもらいましょう。」
1.野球部とは何か?を考える。
マネジメントを行うには「組織の定義づけ」、
「顧客は誰か?」を見極めねばならない。
みなみは
「野球部は顧客に感動を与えるための組織」と定義付けを行い
顧客は親、先生、学校、生徒、
そして、野球部部員と決定した。
顧客の満足度を上げることで
甲子園へ行くという目的を達成しようと動き出す。
2.それにはマーケティングが必要と
部員達にヒヤリングを開始し、
顧客である部員が練習に積極的に参加しない理由を探る。
3.「部員が練習に来ないのは、消費者運動。
練習をサボることは内容の改善を求める
商品へのクレーム」
部員が思わず、練習に来たくなる魅力的な練習メニューをつくる。
競争、結果、責任と言う3つのキーワードを導き出し
チーム性を導入し、仕事を生産的なものにする仕組みを作る。
このように、
野球部内の問題を解決しながら、
他の部への働きかけ、
学校の生徒、地域を巻き込み
高校野球の常識までも変革して
イノベーションを巻き起こしていく。
ドラッカーファンはもとより、
ドラッカーって誰?と言う人も。
「マネジメントって、
こんなに凄いんだ。
面白そう。」と
みなみチャンになりたくなります。