35年前、将来のアイドルを発掘する「スター誕生」。
この番組からは、山口百恵やピンクレディが誕生。
芸能界に憧れていた当時の若者にとっての登竜門となった。
この番組の神は
審査員席の著名な作詞家や作曲家。
彼らの批評が芸能界へのパスポートになっていた。
審査員の辛らつな批評に泣き出す姿が同情から共感に変わった。
平成は「ASAYAN(あさやん)」。
モーニング娘を生んだこの番組がスタ誕と違ったのは、
審査員の意見だけでなく、視聴者からの人気度を毎週リサーチし
視聴者にひいき感覚を植えつけた事。
ひいきをテレビ番組が作り出し、ファンクラブを形成して行った。
まだ、神の座は製作者が握っていた。
今のスター誕生の筆頭は
イギリスの「ブリテンズ・ゴット・タレント」というテレビのオーディション番組。
日本でもその内、同じような番組が作られるであろう。
スタ誕と同じように、素人の出演者に審査員が辛らつな批評を与えながら、
その才能を引き出していく。
しかし、その出演者の評価を決めるのがYouTube。
その映像がYouTubeにアップされると、一気に何千万と言うアクセスが殺到する。
出演者に対する評価、感動、同情、共感の声が寄せられ、
スターダムにのし上げてしまう。
その代表は携帯電話のセールスマンだったポールボッツやスーザンボイル。
まあ、2人の人気は見た目のギャップと言う武器もあったが
世界公演やCD発売に結びついた。
スター誕生」の仕組みも完全に
神の座を審査員からネットユーザーに移行してしまった。
YouTubeに代表されるネット映像が従来の仕組みをドンドン変革させていく。
この現象は
ビジネスの世界のも起こってくる。