日本に金が世界埋蔵量の16%もある。
日本は資源の無い国として知られているが、その常識を覆すレポートが2008年
初めに発表されて注目を集めた。
それは独立行政法人の「物質・材料研究機構」の調査によると
日本国内には、
金が 約6,800トン(世界埋蔵量の16%)、
銀が 約60,000トン(22%)、
イリジウムが約 16%、
というように世界の埋蔵量に対して1割以上の希少金属が日本国内に眠っている。
《日本国内に眠る希少金属(レアメタル)の埋蔵量》
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│世界の埋蔵量 │日本の埋蔵量 (比率) │
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│ 金 │ 42,000トン│ 6,800トン(16.36%)│
│ 銀 │ 270,000トン│ 60,000トン(22.42%)│
│プラチナ │ 71,000トン│ 2,500トン( 3.59%)│
│パラジウム│57,000,000トン│5,600,000トン( 9.85%)│
│リチウム │ 4,100,000トン│ 150,000トン( 3.83%)│
│ニッケル │64,000,000トン│1,700,000トン( 2.70%)│
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出所:独立行政法人 物質・材料研究機構
これらのレアメタルは廃棄される工業製品の中に多く含まれていることから、
日本は世界有数の“都市鉱山”とも言われている。
都市鉱山の鉱脈として注目されているのが携帯電話。
1万台の使用済み携帯電話を回収すると
約300グラムの金が採取できる。
これと同じ量の金を自然界から集めるには、
6万トン以上もの金鉱石を採掘。
ところが実際には、携帯電話の普及台数は1億台以上にまで伸びているにも拘わ
らず、使用済み携帯電話の回収台数は以前よりも大幅に低下している。
これには携帯にメモリーした個人情報が漏洩することに対する不安や、
カメラなどの機能はまだ使えるため、捨ててしまうのはもったいないという所有者の心理があり、
家庭内には使われなくなった携帯電話が大量に眠っているとみられている。
《携帯電話の普及台数と回収台数(国内)》
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│ 普及台数│ 回収台数│
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│平成12年│ 5818万台│1361.4万台│──┐
│平成13年│ 6731万台│1310.7万台│ │
│平成14年│ 7377万台│1136.9万台│ │携帯電話の普及台数は
│平成15年│ 8015万台│1171.7万台│ │伸びているにも拘わらず、
│平成16年│ 8548万台│ 852.8万台│ │回収率は逆に減少している
│平成17年│ 9017万台│ 744.4万台│ │
│平成18年│ 9493万台│ 662.2万台│ │
│平成19年│ 10052万台│ 644.3万台│←─┘
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※出所:(社)電気通信事業者協会
<JNEWSより>
この携帯回収システムが確立されれば、
日本はレアメタルの資源大国になる。
廃品回収ではなく、
新しい回収の仕組みは作れないのだろうか?