こんにちは 

愛 Con Labの曽我部匡敏です

 

先週、建設業の

コミュニケーションスキル等向上の

講習会に参加しました。

 

 

建設業の現場監督は

上から下からと

間に挟まれることが多く

特に若手社員は

大変な思いをすることが多々あります。

 

その結果、離職に繋がり

技術継承がうまくいかないことが

あります。

 

その観点から、

①若年労働者と熟練労働者が

円滑なコミュニケーションを

取りながら働くことのできる

環境づくりの手法


②技術や技能を習得する前に

離職する若年者の多い

建設業の職場における

モチベーション維持向上の手法

 

を学んでまいりました。

 

とは言っても、

これまで傾聴について

少しは勉強しておりまして、

復習という観点での

講習でありました。

 

事例検討は3事例あり

ひとつはコミュニケーションNG例

二つ目はコミュニケーションOK例

(内容は納得いきませんが)

最後に退職相談ネタでした。

 

 

アイビー先生のマイクロ技法の

『基本的傾聴の連鎖』を

一度でも学んでいる方ならば

すっと入ってきた内容でした。

 

ここでは、『かかわり行動』

についての説明がなく、

少し???という感じもしました。

 

ここは、基本的にできるという

前提なんだろうと理解し

講習を聞いておりました。

 

しかし、実際の建設現場に

従事されている方との

事例検討は、

新しい発見があり、

ある意味なつかしくもあり

刺激的で有意義な時間でした。

 

(※写真はイメージです/写真AC)

 

講習の最後に、講師の先生に

テキストで使ったあるワードについて

質問させていただきました。

 

部下から相談内容の逐語で

(内容は少し変えています)

部下:「Aさんが現場の輪を乱すんです」

 

上司:「なるほど。Aさんはどんな感じで場を乱すの?」

 

部下:「自分の意見ばかり通そうとして

    いろいろな人とぶつかるんです」

 

上司:「なるほど。それで、君はどうしたいの?」

 

みたいな会話があったんです。

 

そう、このワード

「なるほど」

 

上司部下の関係ならば違和感ないんですが

この「なるほど」はこの場面で

適当かそうではないか

あえて質問しました。

 

講師の先生は

「上から目線と捉えられる可能性があるので

私は、使いません!!」

 

この言葉をお聞きして

”実際の対人支援の現場で

いろいろな人を見てきて

相手に対して不快感を与えない振る舞い

リスクを取らない態度が染みついて

いらっしゃるんだなあ”

と感じました。

 

建設現場は立場上

目上の方に指示をしたり

目上の方から相談を受けることが多いです。

 

ですから、年下の現場監督が

年配の職人に対して

「なるほど」を連発すれば

雰囲気が悪くなる可能性があるのです。

 

くわしくは以前のブログを参照

 

 

リスクアセスメントではないですが

リスクを回避する立ち振る舞いは

相手を気持ちよくさせますし

自分の身を守ることに繋がります。

 

これまで、私は多くの失言で

失敗してきたダメダメ人生です(笑)

 

ひとつひとつの言葉を大事に

リスクを取らない行動を心掛け

日々自己研鑽してまいります。

 

あー

ほんと、毎日が勉強ですわ!

 

今日はこのあたりで。