1話完結じゃないのに、更新めちゃくちゃ遅くてすみません笑い泣き

 

 

続きです。


 

 

 

後になって思えば、消灯後に担当が引き継がれる=勤務交代で、それも3交代なんだなー、勤務交代は0〜1時頃だろなーってわかるけれど、その時の私は、そこまで考える余裕もなく、起床時からどんどん強くなっている痛みに体力と気力を消耗し、今が何時なのか、LDRに来てからどのくらい経ったのか、全くわからない状況でした。

 

 

振りければ時計は見れたけれど、痛みで目さえ開けていられず、ひたすら辛さをやり過ごしてました。

目が開けられないから、誰が何してるかよくわからない。

陣痛の波が来て、腰をさすってもらって楽になって、助産師さんありがとう~って少し振り返って見てみたら、夫だった…なんてこともありましたニヤニヤ

 

 

深夜帯の助産師さん、ベテランさんと若い方のペアだったけれど、何かしてくれてたのかな?

助産師さーん、助けてー!…って何度か心で叫んだことは覚えてる。

周りの状況は、意識朦朧としていたので、全然記憶にありません。

 

 

ただ、痛みに苦しむさなか、廊下を挟んで向かいのトイレに歩いて行って、おトイレしましょう!って言われたのは覚えています。

分娩台から降りれる気もしないし、歩くなんて…と思ったけれど、断れもせず。

案の定、分娩台から降りるのも一苦労。だって陣痛感覚短くて、すぐに痛みで動けなくなる。

正直、なぜこのタイミング!?って思ったけれど、痛みが来るたび「イタタタタタっ…」と泣きそうになりながら、「すみませんっ!!」と初対面の助産師さんにしがみつき、なんとかトイレを済ませましたえーん

 

 

「歩くとね、少しお産進んだりすることもあるから…」みたいなことを言われた気もするけれど、その後も特にお産に進展なく、意識朦朧とする中、陣痛の痛みをやり過ごす時間が続き…。

水を飲んだタイミングで強い陣痛が来ることが続き、怖くて水が飲めなくなり(激痛が続く割にお産は進んでいないっぽいから)、そのせいか、気持ち悪くなって吐いたりもし(ほぼ胃液だけど)、ひたすらいきみ逃しをする時間が永遠に続く気がして、心折れそうになっていました。

 

 



出産のモチベーションって周りの人のサポートで大きく変化しません?

私の場合、夫が必死に腰をさすったり、ツボを押したり、水を飲ませてくれようとしたり、声掛けで励まそうとしてくれていたので、朦朧としながらも頑張って産まなきゃ!って思えたけれど、助産師さんたちは…。

 

 

愚痴になっちゃいますが、担当引き継ぎ後の助産師さんたち、陣痛の度にいきみ逃しする私に「上手上手~!」と声をかけてくれるのですが、逆に「上手上手~!」の声かけしかしてくれないのです悲しい

今が何時なのか、どのくらい分娩が進んでいるのか・もしくは進んでいないのか、全く状況がわからない私にとって、状況の説明もなく、ただただ上手!と言われ続けるのは安心でもなんでもなく、ただただ不安と不満が募るもので…ショボーン

 

 

バースプランにもちゃんと書いたのにな。

“状況がわからないと不安なので、良いことも悪いこともちゃんとリアルタイムに説明して欲しい” “分娩進行に応じた呼吸法を誘導しながら教えて欲しい”って。

 

 

そんな時間が続くうちに、助産師さんたちの沈黙の時間が増え…真顔

一人痛みに声を上げ、それを必死でサポートする夫。

 

 

朦朧としながらも、ついに声を荒げちゃいましたよねえー

「ねぇ、今どういう状況~!?」

「私はどうすればいいの?呼吸法、このままでいいの?」

「赤ちゃん、ちゃんと出てこれる?大丈夫なの…?」

 

 

慌てて「大丈夫ですよー。赤ちゃんちょっとずつ降りては来てますからねー!」と答えるベテラン助産師さん。

ちょっとってどのくらいよ!?…と、心の中でやさぐれてましたが、直後にきた大きな陣痛についついいきみがついてしまい…おーっ!

 

 

すると、「そうそう、上手!もっとぐーっと力いれてー!!」と助産師さん。

 

 

え?は?何?いつから!?

 

 

もういきんでいいフェーズに入っていたの?頭の中はパニック。

 

 

とりあえず、陣痛の波に乗って何度かいきんでいると、医師登場。(どのタイミングかわからないけれど、麻酔して、会陰切開してくれました。)

 

 

「赤ちゃんの髪の毛、見えてますよー!」と助産師さんに言われたけれど、“だから何!?” “早く産ませてよ~!!”と心の中で叫ぶ私。



「そこよりも、ここのレバーの所をこうやって握って、いきむタイミングでお尻を押し出すようにレバー引く感じにしてみな!」

そう指示してくれたのは助産師さん…ではなく我が夫笑い泣き



言われた通りにしてみたら、うまくいきむことができました笑い泣き

 

 

しかし産まれそうでなかなか産まれない赤ちゃん泣き



そうしているうち、陣痛の合間で意識が遠のいてきて…ぼんやり見えるモニター画面でも、陣痛の波がやや弱く間隔も間延びしていきそうな感じが見えて、”やばい!このまま寝てしまったら、また一からやり直し、もしくは帝王切開になってしまうかもっ!!”と思い、若干盛り返した陣痛の波に無理くり乗る形でいきみ続け、なんとか息子誕生となりました怒り気づき

 

 

 

産まれる瞬間、「赤ちゃん出てきますからねー!赤ちゃん出てくるところしっかり目を開けて見て!!」って助産師さんに言われたけれど、“体起こし続けて見る余裕ないんだってば!そういうお決まりのやつ、いらないから~!”と心の中で叫びながら、産まれた瞬間は息子が出てきたシルエットだけ視認すると、そのまま分娩台に体を預け、天を仰いでおりました。

 

 

 

息子の泣き声は聞こえなかったけれど、処置台に移動してすぐ元気に泣き始めたので一安心。

処置台がちょうど私の顔の横あたりにあったので、元気に泣く姿を見ることができましたニコニコ

 

 

 

痛みは辛くとも、必死に耐える、おしとやかで感動的なお産に憧れていた私。

実際は、痛みに耐えきれず、叫びながら助産師さんに不満をぶつけ、怒りを糧になんとか息子をこの世に産み出すことができました真顔

 

 

 


夫「なんかさ…、こどもが産まれるときって泣いたりするのかなって思ってたけど、なんか涙とか出なかった…。」

 

うん。全く同感。

 

でも、無事に我が子に会えてよかったピンクハート  

ほんと、それだけ。




ちなみに、息子の頭、ただでさえ大きめと言われていたのに、産道に挟まっていたのか、前後にめーっちゃ長くてびっくりしましたびっくり



でも、半日後には大分縮んでたびっくり



赤ちゃんも命がけでがんばってくれてたんだなって思ったら、申し訳なさと愛しさでいっぱいになりましたおやすみ