続きです。
入院が決定し、採血や入院説明があった後、大部屋に通されたのがお昼前。
大部屋(4人部屋)と言っても、私以外は空きベッド。実質一人部屋で、気が楽でした
お昼ご飯もちゃんと出ましたが、高血圧患者用なのか、減塩食。
低糖質食ではないのが気になりましたが、病院で出されるものだし~と、糖質は気にせず食べました。
お腹の張りは変わらず8~10分毎にありましたが自制内。
午後は荷物を片付けたり、今空いてるから今のうちに…と言われて、シャワー浴びたりして過ごしました。
今思うと、シャワーの時にはお腹の痛み強くなってたな。
ちゃんと一人でシャワー終えられるか不安になりながら、椅子に座って休み休みゆっくり洗ってました。
夕食も痛みの合間で普通に食べました。
ただ、消灯までの間に痛みは段々強くなっていて。
廊下を挟んですぐ向かいのトイレに行くにも、痛みの波が来ると動けず何かにしがみついて、痛みをやり過ごす感じでした。
夕方~消灯にかけて痛みが増強しているので、助産師さんが2回ほど内診してくれましたが、いずれも子宮口3㎝くらいとのこと。
3㎝でこんなに痛いのか…と心折れかけましたが、もっともっと痛くなるまでは我慢するしかないんだなと、自分の中の痛みと分娩進行の指標にしました。
大部屋で一人痛みに耐える高齢妊婦の私を不憫に思ったのか、準夜勤の助産師さんが2人、ちょこちょこ覗きに来てくれて、痛みが来た時には腰をさすったり、腰のツボをグググーーーっと押してくれたりしました。
さすられるのも、ツボを押されるのも、どちらも痛みがふわ~っと和らいで消えていくので、感動したし、助産師さんマジ神と心の底から尊敬の念が湧いて、その思いも直接伝えたように記憶しています
消灯の際、心配してくれた助産師さんたちが、「もし移動した方が安心であれば、LDRに移動します?もしかしたら分娩遠のいてまたここに戻ってくるかもしれないけれど。LDRに移動したら、旦那さん呼んでもいいですよ。立ち合い希望でしたよね?産まれなくて旦那さんには帰ってもらうことになるかもしれないけれど、そばにいてもらった方がicoさんも安心じゃないですか?」と。
とても配慮していただいているのが伝わってきたけれど、同時にまだまだ産まれないだろうという助産師さんの見解も見え隠れしたので迷っていると、「うん。移動しましょう!その方が安心だから。旦那さんにも急がなくていいから来てもらいましょう!」と、言ってくれました
心強い
LDRでは、分娩監視装置をつけて、ベッドに横になり、ただただぼんやり過ごしました。
とはいっても、10分以内に痛みの波がやってくるので、ひたすら痛みに耐えていました。
病室にいるのと違うのは、モニターで張りが来るのがわかること。
「イタタタタタっ…」
ついつい声が漏れると、助産師さんたちが腰をさすったりツボを押したりしてくれます。
呼吸法を一緒にしてくれて、いきみ逃しがうまくできると褒めてくれました
夫にはゆっくりでいいよと伝えたものの、どんどん強くなる痛みに、“早く来ーい!!”という気持ちでいっぱいでした。
本当にゆっくりやってきた夫は、見たことのない私の痛がり様に、ちょっとびっくり&焦った様子
でも、助産師さんの見よう見まねで私の腰をさすったり、押したりしてくれて、案外それが助産師さん並みに効果テキメンで、夫とこの助産師さんたちがいれば、きっと私はがんばれるそう思っていました
そう思っていたのですが…
突然助産師さんに、「icoさん、今から担当引き継ぎますね。私達、ここで失礼しますけれど、頑張ってくださいね。」と
えっ?ええーーっ!?私、あなた達(お名前ちゃんと聞かなかった)が良いのですけどー!!!
そう思ったけれど、「あっ…ありがとうございました。」そういうのが精いっぱい。
どんどん痛みの波がやってくるので、引き継がれた助産師さんたち二人に挨拶をされたけれども、顔を見る余裕もなく、うずくまったまま「……よろしくお願いします。。」と答えるのがやっとでした。
続く。