尾道のベラビスタスパ&マリーナホテルから発着しているガンツウ。

「せとうちの海に浮かぶちいさな宿」をコンセプトとして、2017年に就航しました。

 

 

 

 

以前から一度乗ってみたいと思っている瀬戸内海定期航路の日本船ですが、お値段が高いのと、屋形船のような形のスタイルがちょっと私のテイストには合わなくて、具体的な計画には至らないまま現在に至っています。でも、世界中のほとんどすべてのクルーズ船が運航を中止している中、定期的に運行する日本発着の客船なので、興味が高まってきている今日この頃です。瀬戸内海も大好きですし...💕でも、やっぱりお値段が....。私にはちょっと手が届きそうもありません😅

 

日本のクルーズ客船の大手は、にっぽん丸を運行する商船三井客船、飛鳥Ⅱを運行する日本郵船、ぱしふぃっくびいなすを運行するびいなすクルーズが主なクルーズ会社で、フェリーもクルーズとしてカウントするのであれば、フェリー会社の大手がこの三社に加わるという感じになります。

 

ガンツウを運行しているのはせとうちクルーズというツネイシホールディングス傘下の会社です。ガンツウは船というより浮かんで動く旅館という感じで、どちらかというと、JRが運航している「ななつぼし」や「瑞風」といった豪華な旅客列車に近いコンセプトで作られた動く旅館というイメージの船です。船の外観も、クルーズ客船と呼ぶにはちょっと違和感が...。

 

ガンツウのお値段ですが、一番コンパクトなテラススイートのお部屋に2泊3日の日程で乗船した場合、ご夫婦で80万円というお値段とのこと。一人当たり40万円ということになります。....ということは1泊20万円‼️飛鳥Ⅱの世界一周クルーズのKステートルーム(一番リーズナブルなお部屋)に107日間乗船した場合のお値段は550万円なので、一泊当たりのお値段は約5万円という計算になります。スイートルームでも107日間で1190万円なので、1泊当たり11万円。ガンツウの一番コンパクトなお部屋の約半額ということがわかります。やっぱりガンツウのお値段はちょっと高すぎるような気がします。でも、きっと、そのお値段にふさわしい素敵なお部屋だったり、上質なサービスが提供されるのだと思います。やっぱり乗ってみたい!!

 

ガンツウは、販売方法にもこだわりを持っていて、かつては東京の帝国ホテルの中にセールスオフィスがあり、一般の旅行会社では取次ができないようなシステムになっていたようです。でも先日、郵船クルーズさんから送られてきたチラシの中に、ガンツウのチラシが入っていたのでちょっとびっくりしました。「瀬戸内・多島美めぐり2コース」と題して、ベラビスタ1泊+ガンツウ1泊(ラグジュアリーバスの送迎付)の2泊3日コースで2名1室1人65万円~、現地発着でガンツウ2泊3日のコースで2名1室45万円~という案内のチラシでした。乗船してみたいな💕と思うような素敵な写真がたくさん掲載されていました❣️

 

そして昨日は、メルマガ登録しているクルーズ販売会社のクルーズプラネットさんからもガンツウの取り扱いを始めましたという案内が❗️

 

ガンツウ....。なぜ急に案内が来始めたのか...と、インターネットで情報を検索してみると、3月から運休していたガンツウが8月13日から万全のコロナ対策をしたうえで、クルーズの運航を再開したというニュースがあったことがわかりました。クルーズ業界ではガンツウブームが到来しているみたいです❗️

 

このコロナ禍で、クルーズ会社が船の運行をストップしている中、ガンツウは旅行会社経由での販売を始めて顧客を拡大するという積極的なマーケティング戦略に方向転換を行ったようです。乗客数が少なくて、デザイン的にも解放感がある船内。密を避けて、安心して国内発着のクルーズを楽しむには、ちょっと高くてもガンツウに乗ろう‼️と思う方が増えてくるのではないかと思いました。

 

ガンツウには、多くの客室に露天風呂や海が見えるガラス張りのお風呂が付いていたり、すし職人がカウンターでお寿司を握ってくれたり、海に向かって作られた縁側でのんびりくつろげたり、と他の客船にはないこだわりや和テイストのおもてなしがあるようです。乗客定員38名に対して、乗員が46人という乗客/クルー比率にもびっくりしました?1:1以上という比率はすごいです。外国人のセレブが好きそうなコンセプト・・・・。

 

そういえば、この前乗船したアクア・ブルでお友達になったスイス人のご夫婦と、ディナーの時にガンツウの話題になって、「すごく乗ってみたい船だけど、高すぎて・・・・」という話になったことを思い出しました。アクア・ブルも1週間で70万円と、クルーズ船の中では高額に設定されている小型ラグジュアリー客船。このご夫婦は毎年ラグジュアリーな旅を楽しんでいるそうなのですが、そのご夫婦にさえも、「乗ってみたいけど高すぎて・・・」と言わしめるガンツウ。今はインバウンドの需要がないので、これからしばらくは、日本人のセレブカップルが瀬戸内海のショートクルーズをガンツウで楽しむということになるのかもしれません。

 

機会があったら乗ってみたい・・・・💕

 

いつか乗船する日のために、ガンツウの情報をさらに詳しく調べてみようと思いました。

 

またガンツウに関する新たな情報を見つけたら、このブログで報告したいと思います😊