人間の頭の中は自由に物を考える権利があるのに、考えない人と考え過ぎる人とに偏ってますね。
いつもそう思います。
「下手の考え休むに似たり」の
ことわざを、事業家で政治家であった私の祖父が常に言っていた言葉として、私は母親から教えられてました。
私は恋の物語を次に書きたいです。
けれども考えていたら恋物語というものが、たくさんの映画やドラマの主題になるのは何故なのか不思議になってきて…
人との出会いは人生を大きく変えてゆく。
特に大切な人との出会いは、他の誰かの心を打つ物語になる。
万事そういうことなのでしょうと。

 小説を読むのが好きな人は何故読むのでしょうか。
私も十代から二十代前半にかけては、一番よく小説を読みました。
登場人物や主人公はとても理解しがたい人達だったりする。
最後まで読んだ時に自分は彼らをどれだけ理解できたのか、自分の中に類似したところを探したり、批判したり、正しいことは一つではないと知りたいのかも。
自分なりの続きのストーリーを考えたりして楽しむ方法もありますね。
ほぼ、その通りになって嬉しかったり、時に失望したり。
内容の質も大事ですが、本を読むことの本質は、自らの意志の世界を広げていける可能性でしょうか。
読書をしない人は、基本どうしても人生経験で頭打ちになる事柄が多いと思います。

 小説を書く人は何故、小説を書くのか。
主人公達を自分の感じる全てで一番に愛せるか試しているのでしょうか。
一部を除いて、どうしようもない人達であふれているこの世界。
中身が欠点だらけでも、少しでも進歩していけるようにと生きている人間達は、等しく愛すべき存在であると思います。
運命の中で苦しみながら、明日はきっともっと良くなると信じているから乗り越えて生きているはず。
小説を書くのは趣味に近い。表現の世界を旅する時、精神的な苦痛を伴うけれど。
それが耐え難い場合もあるけれど。
読むのも趣味。
その中で、他者を理解することに価値を感じ、大切と考えているのは尊いと思います。
何気ない一日も、誰かのために生きていることを実感していると、どんな境遇であっても、つまらない日とは思わないもの。

  私の書いた物語「裏切りとは」は、5〜6話くらいまでは、興味だけで読み進める気がしない設定にあえて書きました。
私は小説家を目指してませんので、万人、時は金なりと思って。
人間関係の修復自体を面倒に思っている大人には到底読めない物語になっています。
大人というひとくくりの言葉の中に、成長を止めて生きていくことを疑問に思わない人の悲しさを感じます。
 ですが、私が書いたものが誰かに影響を与えることがあったとしたら、小さな川に小さな小石を投げた様な行為だったとしても嬉しい。
何であれ、私が一番大事にしていることが目に見える形に出来た成果ですから。

 ここで私は一つの世界の中を探って、運命という名の歯車の小さな輪になって、二年半を過ごしてきました。
過去の自分と今の自分がリンクして、十代は全てのことに不安や期待の入り混じった感情を抱いていた気持ちを鮮明に思い出したりしてました。
それは大げさだったり、痛いほど間違えたり、他者を排除したがるくせに自信は無くて、価値のある者への憧れが過多な未熟な時期。
持って生まれたものがそれぞれ違うのに他者と比較するのが、何よりも無駄とわかるのに時間を要している時期。

「君は君。僕は僕」
この言葉の意味を理解した若かりし日に、私は人生の責任と自由な気持ちを知りました。
今の自分の境遇を精一杯生きて、いざという時は、ただ無心に飛び込んで行けばいいと。
 私は三年前からの持病があり、仕事の責任もあって、それらは今さら考えるのもきつい感情でしたが、その中に入っていく時は、どこか優しい気持ちにもなれました。
 子供で青二才な時期の自分を視野を広げて見ていると、それも寛容な大人達の包容力の中で生きていたことを認識して。
 私もいい意味で大人になって、でも心の中の少女の部分を出来る限り純粋に生きていきたいです。
そのためには美しいものをたくさん必要とします。
 次の物語 「アミューズメント」は、私の知人男性の、さきしん君に話を聞きました。
一緒に甘味を食しながら話してみて、基本のお話を考えました 。
それも、もう一年以上前ですが。
後は自分の中でどれだけ青春時代の彼を理解出来るのかが楽しみです。
現実と虚構の狭間にいる主人公達に対して、ちょっと胸をキュンとしてもらえたらと、思います。
さきしん君は優しい基本物静かな二十代男性。
もう一人の女性は、さきしん君の実際の想い人を少しだけモデルにしています。
美しい人の定義はないけれども、私の思う理想と現実を二人に重ねて物語に出来たらいいなと思っています。

今月、私は入院、手術しました。
こんな感じですが、趣味の物語作りにお付き合い下されば嬉しいです。

是非、よろしくお願いします。