思いっきり口を開けよう
5月半ばを過ぎたら虫歯を3本抜くので、大きく口を開ける練習をしようと思い付きました。
実は私、口をあまり大きく開けない生活をしてきたのです。なんかわからないけど恥ずかしくて。
歯磨きも下手くそで、銀歯もどんどん増えてしまって。尚更口を開けられなくなっていました。
なので歌の仕事をしてた時も出来るだけ口の中が見えないようにして歌うもんだから、なんとも不自然な歌い方が身についてしまって。
いわゆる、コンプレックスだったんですね。
この頃は次元上昇だとかアセンションだとか、とにかく心のお荷物は捨てなくてはならないようで、何が表に現れてくるやらわかりません。
私の場合、虫歯3本の抜歯という大きな試練がそれを教えてくれました。
もともとアゴも口も小さいので、これまで歯医者で「もっと口を大きく開けて!」と言われながら、必死で開けてるうちにアゴが痙攣を起こすこともありました。
でも、、なんかそんな自分が嫌になってきたんですね。えいくそっ!って思って、頭蓋骨が壊れるんじゃないかと思うくらい目一杯、上の歯が全部見えそうなくらいほっぺたの筋肉を引きつり上げてでっかく口を開けたんです
そしたら、頬骨の下辺りの皮膚と筋肉がメリッと剥がれたかのような痛みと共に、口がグワっと上に開いたんですよ。
びっくりしました
もしかしたら今まで顔の筋肉の使い方を知らなかったのかもしれません。その部分だけ一気に筋肉痛になりました。3日目でもまだ痛いー。
ても、なぜか開放感が
心の壁をひとつぶっ壊して脱出できたように感じます
それにしても虫歯がひどくなると本当に甘いものが食べられなくなりますね。あと口の中の温度よりも温かくても冷たくても染みて食べられません。
実は甘いものがやめられなくなっていてどうにかしたかったのですが、まさか虫歯3本抜歯とは神様はかなりのスパルタです
甘いものを食べた後の激痛を知ってしまうと、大好きなカフェラテにもお砂糖を入れなくなりました。飲み物はダメですね、砂糖が口の中全体に行き渡るので死ぬほど痛みますお菓子は上手に痛みの少なそうなものを選んで食べたらさっさと歯磨きするようになりました
噛むとズンと痛むし、ちょっとしか食べられないことに腹立ってくると結構丸呑みしがちです。なのでお茶漬けがメインになってきました。
梅干しのお茶漬けの美味しいこと歯が痛くならないので幸せなんです
あ、大口を開けよう、でしたね
もし私みたいに思春期にあまり友達がいなくて大笑いしたことがなかった人がいたら、ぜひ頭蓋骨が壊れそうなくらい大口開けてみてください。
動いてなかった筋肉が筋肉痛を起こしたらしめたもの
表情が一変して、楽に微笑むことができるようになりましたよ。やってみてね
完