半分。90 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



太一さんの計らいでオジキの葬儀は

誰にも知られず俺達だけで秘密裏に行った。



警察が介入すればニュースになり

浅生や二宮組の組員達にも知れ渡る。



そうなると...田城の行方を勘ぐられる。

それではこれからの計画が

駄目になってしまうので避けたかった。



オジキは...二宮のしあわせを願ってた。

二宮を守る為には...まだ秘密裏に動くしか

なかった。



見送りが...俺達だけですまない...オジキ...。


...っ...親父様.....。


親父様も...『それでいい』と

おっしゃって下さると思います。


親父様にとって一番のしあわせは...

和也さんに見送られる事だと思いますから。


...そうですね...。

親父様にとってそれが一番でしょう。



二宮は...静かにオジキを見送っていた。

その背中を俺達も静かに見守った。




・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。




オジキの葬儀を行った2日後の20時。

浅生と田城の密会の日が来た。



それじゃあ...行って来る。

松本...二宮を頼む。


はい。


...大野さん...。


大丈夫だから。

ここで大人しく待ってろ。いいな?


...はい...。



心配そうな顔で俺を見つめる二宮の

頭を優しくポンポンと撫でる。



なぁんか...凄く甘ぁい感じが漂ってるの...

感じてるの俺だけです?笑


.....空気を読みなさい...隆平。

だから貴方はモテないんですよ...。


...!!∑ฅ(º ロ º ฅ)|||

何か...凄い言われようやな...俺...。泣



翔にダメ出しを食らった隆平は

頭を項垂れ落ち込んでる。笑



...そんなに...甘い雰囲気出してるか?俺。

チラリと翔を見ると...目が合って...

はぁぁ...と大きなため息を吐かれた。



え?そんなに?マジか...。苦笑



今から浅生と取り引きをするのに

浮かれてたらマズイわ。



コレが上手く行かねぇと

二宮の自由が手に入らない。

気ぃ引き締めねぇと...。



じゃあ...行って来る。


何かあればすぐに連絡下さい。


はい。行ってらっしゃい。


俺が居るから大丈夫ですって。笑


...はいはい。そうですね。頼りにしてます。


何か...気持ち込もってへん様な...。


気のせいです。


...行ってらっしゃい...大野さん...。


ん。



二宮と松本と隆平にに見送られながら

翔と二人部屋を出た。






To be continued.