半分。78 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



俺に蹴飛ばされた田城は壁に激突して

動かなくなった。



親父様っ!!



太一さんがオジキに駆け寄る。

オジキの胸が...血で染まってるのが見えた。



...っ...。



田城に...刺されたか撃たれた...?

松本は?



そう思って松本の姿を探すと...

ソファの後ろの床に転がっていた。

翔が松本に駆け寄っていた。



翔...松本は?


腕を...撃たれています。

...殴られて気を失ってるだけみたいです。


そうか...松本は茂先生の所に連れてく。

太一さん、オジキは?


.....救急車を呼びます。



そう言った時。

オジキの手が動いて太一さんを掴んだ。



親父様!!


た...いち...救急...車...は...要ら...ねぇ...。

そ...れ...より...も...和也と...潤は...?


和也さんは無事です。

潤さんは腕を撃たれていますが大丈夫です。


...そ...うか...。


じぃさん!!



二宮がオジキに駆け寄った。

皆の視線が二宮とオジキに向いた時。

背後に気配を感じた。



振り向き様に銃を抜く。

カチリと音がした瞬間、音のした方に

銃を向けた。



気を失ってると思った田城が起き上がり

俺達に銃を向けていた。



何で...ここに大野の組長達が居るんだよ...。


...田城...。



田城は俺達が居る事に驚いていて...

状況を理解しようと話しかけて来た。



何故...大野組が干渉して来る?

アンタは何の関係もねぇだろ?

何で俺の邪魔をするんだ?...大野組長。


...お前のやり方が...気に入らねぇからだよ。

オジキに拾って貰った恩を仇で返しやがって...絶対ぇ許せねぇ...。


拾って貰った恩?

はははっ!!そんなモノ...もう無ぇよ!!

散々組に尽くして来たのに...それなのに...

親父は俺を...認めようとはしなかった...。

俺をないがしろにしやがった!!


お前がオジキを裏切ったからだろ。

自業自得だ。


クッ...。



の言葉に田城の顔が悔しげに歪む。



チッ...

後少しで...全て俺の思い通りだったのに...。


最後に選ばせてやるよ。

逮捕されてムショに行くかそれとも...

ここで死 ぬか。


誰が選ぶか...


...選ばせてやってるだけ...

ありがたいと思えよ。田城。


いつもの智さんなら...

問答無用で殺ってますからね。

選択肢があるだけ...しあわせですよ?笑


...っ...。



翔が笑顔でそう田城に言った。

翔の圧を感じた田城は...怯んだ。






To be continued.