半分。52 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



ソファに座ったまま...

下を向きじっとしている松本に声をかけた。



松本。


...はい。



俺の声かけに松本が顔を上げた。



カタが付くまでは...ココから動くな。


...はい...。


それと...明後日のオジキとの面会は...

お前も一緒に連れて行く。


...えっ...?

一緒に...連れて行って頂けるのですか...?


...お前にとって...

辛い話を聞く事になるかもしれん。

それでも行きたいなら...連れて行く。


...俺は...


大事な事なら...オジキの口から...

ちゃんと直接聞きたいだろ...。


...大野組長...。



真っ直ぐ松本を見てそう言うと

松本はコクンと頷いた。



例え...辛い話でも...。

俺は...親父様の言葉で直接聞きたい。

だから...どうか一緒に連れて行って下さい。



そう言って松本は頭を下げた。



...分かった。

...二宮にはバレるなよ?

アイツは絶対に連れて行けねぇ。


...分かりました。



俺の言葉に納得した松本は

もう一度俺に頭を下げた。



このご恩は...俺の体で返したいと思います。


...松本...?


事が片付いたら...

俺は...櫻井さんの下に付きます。

...大野組の為に...働きます。


...いいのか?


はい。

和也さんがカタギに戻れば...俺が側に居ると...和也さんの迷惑になります。



どこまでも二宮優先なんだな...。

ホント松本は絶対翔と気が合う。笑



あ...松本。

翔の下に付く事はまだ翔には内緒に.....


...私に内緒とは...どういう事ですかねぇ...

智さん?


うわっ!!



背後から聞こえた翔の声に驚いて

思わず声を上げた。苦笑



恐る恐る振り向くと.....

にっこり笑顔の翔が俺を見下ろしてる。

...笑顔だけど...目が笑ってねぇから...。苦笑



翔...目が笑ってねぇから怖ぇよ...。苦笑


まさか智さんが私から楽しみを

ガッツリ奪うとは思っていませんでしたし。


話の流れで松本がウチに入るって

そうなったんだから仕方ねぇだろが。


まぁ...話の流れですもんねぇ。

それでも私が直接松本さんを

口説き落としたかったんですけどねぇ。

価値あるモノは自分で落とさないと

気が済まないタチなんですけどねぇ...私...。


えっと...。苦笑


あぁもう!分かった!!

松本!さっきの話はなかった事にしろ。


あ...えっと...分かりました。


なかった事にしてももう決定事項でしょう。


.....じゃあ...どうしろってんだよ...。

(*˘-ω-˘*)


別に。笑

ただ言いたいだけですから。笑


...チッ...。


...ふふっ...。笑



俺達のやり取りに松本がふふっと笑う。

その柔らかい笑顔に...思わず俺も翔も

松本をじっと見つめた。



あ...えっと...笑ってすみません...///


いや...。笑


いえ...松本さん...

可愛い顔もされるんですねぇ。笑


かっ...可愛いって...止めて下さい...///



真っ赤になってそう抗議する松本は...

確かに可愛いな。笑



さて...お遊びはこの辺にして...。

明後日、親父様の所には松本さんも?


ん。連れて行く。


...二宮組長はどうされますか?


二宮は...連れて行かねぇ。

これ以上...アイツが苦しむ必要はねぇだろ。


...そうですね。


...ご配慮...ありがとうございます...。



明後日のオジキの所には

俺と翔と松本の三人で行く。



二宮はココで隆平に警護させる。

それで話を付けた。






To be continued.