半分。43 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



茂先生の治療が終わって...

点滴を受けて眠ってる二宮を見ながら

二宮の状態を聞いた。



茂先生...二宮は...どうなんだ?


せやなぁ。

大きな怪我はなかったわ。

擦り傷、打撲、軽い火傷くらいやな。

ただ...。


...ただ...?


...心の方は...分からへん。

これだけ酷い事されて...正気でおれるのかは

目覚めてみんと分からんわ。


...そうか...。


どうする?智。俺に預けるか?


いや...目覚めるまで側に居る。


...そうか。

なら...奥の部屋に移そか。



そう言って茂先生は

二宮のベッドを奥の部屋へと移動させた。



翔...俺は二宮が目覚めるまでここに居る。


...分かりました。

私は...松本さんに連絡を入れます。


...そうだな...。

流石に...松本にも知らせなきゃだな...。

頼むわ...翔。



『分かりました』と言って

翔は部屋を出て行った。



数分後。

電話を終えて戻って翔が戻って来た。



松本さんに連絡しました。

今からこちらに来るそうです。


...そうか。


.....それにしても...酷い扱いですね...。



翔が眉間にシワを寄せ二宮を見つめた。

顔や手足の治療の跡が...痛々しい。



田城は...二宮を人として見てねぇんだろ。

だからこんな扱いが出来る。


...松本さんが来られたら...どうしますか?


そうだな...まずは...松本を止めろ。


...分かりました。



翔が俺の意図を理解しそう答える。



松本が今の二宮の状態を見たら...

間違いなく田城を殺りに行くだろう。



今、松本が田城を殺れば...

田城側に付いてる二宮組の組員や...

浅生が黙っちゃいねぇ。



チャンスとばかりにオジキ側の人間を

始末し二宮組を手に入れようとするだろう。

浅生に...大義名分を渡したら駄目だ。



田城を殺るにしても...浅生が手出し出来ねぇ様にしてからじゃなきゃ駄目だ。



今は...動く時じゃねぇな...。


...そうですね...。



そんな事を話していたら

外で車が止まる音が聞こえた。



...来たか...。


見て来ます。



そう言って翔が部屋を出て行った。






To be continued.