半分。30 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



さて...私は松本さんと話をしますので。

智さん達は散歩でもして来ていいですよ。笑



そう言って翔がにこっと笑う。

...松本と話をするのに俺らが邪魔だと

言う事だな。笑



多分...二宮の話をするんだろう。

ならコイツがここに居たら話しにくいか。



...分かった。

花見にでも行くか。二宮。笑


...えっ...。



二宮がチラリと松本を見る。

松本がにこっと笑って頷くと

二宮は『分かりました...』と言って

席を立った。



んじゃ...いつもの所に居るから。

話が終わったら迎えに来てくれ。


分かりました。

くれぐれも...お気を付けて。


ん。

お前も...ほどほどにな?笑


はて?何の事でしょう?笑



翔がにっこり笑ってシラを切る。

そう言う時の翔は...正直敵に回したくねぇ。

勝てる気がしねぇんだよな...。



翔を敵に回して...完膚無きまで叩き潰されて

心折れた奴らを何人見て来た事か...。苦笑



...何か...すまん...松本...。苦笑

耐えきれなくなったら...逃げてくれ。

...まぁ...翔が...逃がしてくれたらだけど。



心の中でそう呟いて...

二宮を連れて店を出た。




✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽




智さん達が店を出て行くのを見送ってから

俺は席を立ち松本の対面に座った。



さてと...邪魔な人は居なくなったし...

どうやって攻略しようか...。笑



まぁ...相手はかなり頭のキレる人だ。

上手く煙に巻かれるかもしれないなぁ。



どう切り返して来るのか...予測出来ない。

ふふっ...久々に...楽しめそうだ...。笑



そんな事を考えていたら...

向こうから声をかけて来た。



...櫻井さん...。

俺と...何を話したいんですか?


...何の話だと思います?笑


あぁ...駆け引きとかそんなのは面倒なんで...

単刀直入に話しませんか?



へぇ...まさか真っ正面から斬り込まれるとは

思ってなかった...。笑



まさかストレートに来るとは...

思ってもみませんでしたよ。笑


...貴方相手に...駆け引きしたって

俺が勝てる訳ありませんから。

無駄な事は...したくないので。


...いいねぇ...。笑



己の力量をちゃんと理解した上で...

冷静に判断し一番効率のいいやり方をする。

やっぱり...面白い。笑



それじゃぁ...単刀直入に聞こうか。

何故...智さんを選んだ?


...大野組長を...選んだ...?


今更しらばっくれんなよ...。

何故智さんに...二宮組長を接触させた?

何が目的だ?


...何の...事でしょう...?


...お前...二宮組長の『裏の仕事』の事も

ホントは知ってんだろ?

知ってて...仕事帰りの二宮組長を

智さんに会わせる様に仕組んだんだろ。


...っ...。



俺の言葉に...松本が一瞬反応した。

...フッ...絶対見逃さねぇよ?笑



鋭い目でじっと松本を見つめる。

松本は...はぁ...とため息を吐くと

『やっぱり...敵うわけない...。』

そうボソリと呟いた。笑






To be continued.