半分。12 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



...と言うのが...今の二宮組の現状です。


...流石翔。仕事が早ぇな。笑



なる程なぁ...。

二宮のオジキが入院してるのをいいことに

やりたい放題だな...田城は。



それに...アイツが未だに『客』を取る

理由も分かった。



さて...どうするかなぁ...。



他所の組事情に...関係ない俺が

首を突っ込む事は出来ねぇし...

まぁ...突っ込む気もねぇけど。



ただ...ウチを巻き込む案件になるなら

こっちも黙っちゃいねぇけどな。



...暫く...様子見るか...。


浅生組と田城の動きは追わせています。

何かあれば連絡が入るかと。


...流石...翔だな。笑



ま...動きがあったら...そん時考えるか。

ウチに不利益がある様なら...

俺の耳に入る前に翔が対処するだろうし。



智さん。

今夜は松岡の親父様との会食ですが...。


あぁ...『おとの』だっけ?

相変わらず...オジキはあそこだよなぁ。笑


女将ともお知り合いの様ですし...。


だな。

あ、帰りに雅紀んとこ寄りてぇ。


...飲み足りませんか?


...雅紀のジントニックが飲みてぇんだよ。


分かりました。

雅紀に伝えておきます。


ん。頼む。笑




・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。




松岡のオジキとの会食が終わり...

つっても...オジキの話は俺の『嫁取り』の

話だったけど...。苦笑



分かってんだけどさ...。

いずれは嫁を取って跡継ぎを考えなきゃ

いけねぇって事は...。



だけど...今じゃねぇんだよ...。

今は...考えられねぇ。



珍しく翔にも飛び火してたな。笑

...翔に『嫁取り』は無理だけどな。



翔には...雅紀って恋人が居るし。

昔から...女に興味もなかったしな。

ま、オジキの話も上手く煙に巻いてたな。笑



智さん...車回して来ます。


ん。頼む。



翔と二人でオジキを見送り

そのまま翔が車を持って来るのを待った。



ふと...何気に空を見上げた。

うっすらと星が見える。



...東京でも...星は見えんだなぁ...。



ボソリと呟いた時。

前方に...人の気配を感じて目線を向けた。



その気配は...フラフラとした足取りで

こちらに向かって来ていた。



...酔っ払いか...?



警戒しながらもじっとソイツを見ていたら...

ソイツは何かにつまずき地面に座り込んだ。



その時、車が一台通って

ライトがソイツの顔を照らした。



...アイツ...。



車が通り過ぎるのを待って

座り込んでる奴に近付いて声をかけた。



...お前...こんな所で...何してんだ?

.....二宮の。


...あ...大野の...組長さん.....。



俺の声かけに...二宮はゆっくり顔を上げ

俺の名を口にした。






To be continued.