まさか...朝から抱 き潰 されるとは
思ってなくて。
目覚めてから智を怒った。
だけど...智はニヤニヤするだけで...
全然反省してない...。(*˘-ω-˘*)
僕が...本気で怒ってない事...
ちゃんと気付いてるんだろうな...///
...ホントは...智に求められて...
愛される事が...しあわせだし...
嬉しい...んだもん...///
そう言葉にして...顔が赤くなった。笑
あの事件から...
もうすぐ4年が経とうとしてる。
智と暮らし初めて...4年。
智は僕の過去に...一緒に向き合ってくれた。
僕を愛し...支えてくれて...
一緒に...前に進んでくれた。
時々...過去に捕らわれそうになる時も...
まだあるけれど...それでも僕は...
あの辛い過去を『過去』とする事が
出来る様になって来た。
...全部...智のおかげなんだよね...。
今の僕がここにこうして居られるのは
全部...智のおかげ。
だから...その気持ちを...
何か『カタチ』にしたいと思った。
そこで考えついたのが...
智に内緒で『器』を作ってみようと。
僕達を出会わせてくれたのは...
インスタで見た智の器だったから。
でも...智に内緒で器を作るのは難しい。
智は常に工房か窯に居るし...。
翔さんの知り合いの陶芸家の人の所で
作る事も考えたけど...。
毎日帰りが遅くなると...
智が凄く心配して大変になる。苦笑
だから器だけは智の居ない時を狙って作って
仕上げを翔さんの知り合いの陶芸家さんに
お願いする事にした。
今日、紅葉さんのお見舞いに東京に行く事になって...チャンスだと思った。
夕方まで帰って来ない様に
翔さんが上手く立ち回ってくれる手筈に
なってたのに。
まさか...朝から抱 き潰 されるとは...
ホントにホントに思わなかった。苦笑
午前の時間は潰れちゃったけど...
智が帰って来るまでまだ時間はある。
( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
この為に用意していた土を
事務所から工房に持って来た。
轆轤の前に座り...深呼吸する。
作り方は...ずっと智を見て来たから分かる。
...よしっ。やるか。
僕はゆっくりと轆轤を回し始めた。
To be continued.