裏路地妖町4丁目。~それ行け狐月!~3 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

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『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



気配のする方に行くと...

そこには見た事のない『ヒト』が居た。



とても小さな女の子。

さっきの気配は...この子だ。



辺りをキョロキョロと見回し...

おっきな目に涙をいっぱいためていた。

嫌な気配は全くしない。



オレはその子に近付き

目の前をクルクルと回った。



オレに気付いた女の子は...

ビックリした顔でオレをじっと見る。



...ねこさん?きつねさん?へびさん?



女の子は恐る恐る声をかけて来た。

オレはその子のほっぺに

スリスリと挨拶をした。



うふふっ...くすぐったぁい。笑



女の子はうふふと笑うと

小さな手でオレの体を撫でた。



暫くして...主とサトシ様が来た。

女の子は二人を見てビクッとしたが

オレがほっぺにスリスリして

大丈夫なんだと伝えた。



狐月。ありがと。笑



主が女の子に近付き

目線を合わせる様にしゃがんだ。

にこっと笑って女の子に話しかけた。



こんにちは。

俺の名前は翔。君は?


しき...あいり。


あいりちゃんか。可愛い名前だね。

何歳なの?


...4さい...。


そっか4歳か。

ちゃんと言えて偉いね。



サトシ様もアイリに近付いて目線を合わせ

主と同じ様に笑顔で話しかける。



オイラは智。

あいりちゃんは一人で来たの?


...ママと...パパと...あそびにきたの。

でも...ママもパパも...いなくなっちゃった。



アイリの目に...また涙がたまって来る。



そっか。

じゃあ...オイラ達があいりちゃんを

ママとパパの所に連れてってあげる。


...ほんと?


ホントだよ。

ちゃんとママの所に帰してあげるからね。


...うん。笑



アイリに笑顔が戻った。

主とサトシ様が手を差し出すと

アイリは主とサトシ様の手に

可愛い手を重ねた。



智くん。

道は...繋がりそう?


ん。

思ったより早く繋がるかも。


そっか。

んじゃあ...冷たい飲み物でも

飲みに行きますか。笑

あいりちゃんはラムネ好き?


すき!!

しゅわしゅわしてておいしいの!!


じゃあ決まり。行こうか。笑


うん。笑



三人で手を繋いだまま楽しそうに

ケイ様の駄菓子屋に向かった。






To be continued.