こんにちは
備前焼窯元・一陽窯の木村敦子です
今回で完結しますよ
主人の木村肇さんと出会うまでのエピソード
最後の回をお話ししますね
「職人気質」「日本的」なものに
憧れていた私が
どう若き陶芸家・肇さんとの
出会いにつながっていくのか
何か雑誌を読んでいたんですよね
ティーン向けじゃなくて
たぶん婦人系のライフスタイル雑誌
ペラペラとめくっていたら
大きな木のテーブルに
大皿料理がどーーんと2.3並んでいて
仲間で食卓を囲んでいる陶芸家の日常
みたいな記事
それを見てまたしても短絡的に
「陶芸家もいいなあ」と
そして自分がろくろをして
土に向き合っている姿を
想像してみるのですが
「私こんなに根詰めて
向き合ったりしないわ」って
すぐに諦めたです
しかしその時はなぜかふと
「ああ!陶芸家の嫁になればいいんじゃん」
と思いついたんですよね
高校生で婚活するわけにもいきませんから
思いつきはすぐに忘れ
文化やコミュニケーションを学ぶ学科に
進学しました
でもそのふとした思いつきが
2.3年後に陶芸家と出会う流れを
引き寄せたんじゃないかと
ちょっと面白くないですか?
いいかもって思った事のきっかけが
向こうからやってくるんですよ
思い出した時は
我ながら興奮しました
私はこうなったらいいなってことの
イメージはよくしますね
これは小中高で新体操をしており
演技のイメージトレーニングをしていたから
得意なんだと思います
そうして備前焼の窯元へと
嫁ぐことになりました
3回にわたっての出会いまでのエピソード
いかがでしたか?
最後までお聞きくださり
ありがとうございました
それではごきげんよう
土温もりを感じ
ほっとできる生活を提案する木村敦子が
備前焼の里・いんべよりお届けしました