漢方薬局を始めてから、ちょうど世間的にも不妊症が認識され始め、

一陽館薬局にも不妊相談が増えてきた頃のお客さまから

この時期になると久しぶりにお会いする機会が多くなります。
 

そう、当時苦悩を経て妊娠されご出産になられたお子さまたちが

卒業や進学の節目を迎える”特別な春”を迎えられたのです。

 

妊娠中も、ともに時間を過ごしたお客さま、

ご出産後も今までずっと漢方をご利用いただき、

ご家族の健康管理にお役立ていただいているお客さまもおられます。
 

幼い時にお目にかかったお子さまも立派になられ、

親御様とは違う立場ですが、本当に頼もしいご様子が嬉しい気持ちと、

これまで大切に向き合ってこられた親心を思うと胸が熱くなります。

 

この仕事を「やってて良かった!」と心から思う瞬間です。

 

当時は妊活環境はまったく異なり、世間体も難しく不妊治療そのものも未開拓で、

ネットからの情報もありませんでしたから、それこそ大変でしたが、

この時期に漢方で妊娠されたお客さまのデータ解析によって、

桃福宝の開発に至ることとなりました。
 

おかげさまで桃福宝を発売してから、10年以上にわたり

お客さまにとっても利便性と体づくりの効率が向上し、

妊娠実績も飛躍的に上がり、「子宝漢方」として認知されて今に至ります。
 

「桃福宝」はお客さまの成功例の積み重ねを形にしたものですが、

大切なのは「ていねいなご相談」の積み重ねでもあるということです。
 

飲めば妊娠できる「妊娠ぐすり」のようにはいきません。
 

おひとりお一人に合った飲み方や生活改善が伴なってこそ、

ゴールが見えてくるということも忘れてはならない大切なポイントです。

 

これからも正面から向き合い、心に寄り添いながら、

熱い想いでサポートしてまいります。