年間を通して、「四季」という言葉よりも

「寒暖差」という言葉を聞くことが多くなりましたね。

 

三寒四温は基礎体温にも影響します。


検温する時の気温、布団やパジャマ等によって、
温かければ体温も高めになりますし、冷えていたら低めになるのも当然のことです。

 

また漢方的には、寒暖差により「気虚」という
エネルギー不足状態に傾きますから、

体温のグラフ自体もギザギザ波形になったり、

メリハリが曖昧になる傾向がみられる場合があります。

 

寒暖差は自律神経のバランス失調の要因となり、
不眠、だるさ、花粉症、頭痛、気分の浮き沈み、

便秘、冷えのぼせ等、日常の体調にも影響します。

 

ストレス過多や睡眠不足は、「気」を消耗して、抵抗力や回復力も弱ります。

 

気虚に対して、気(=エネルギー)を補う漢方に「補気薬」にあたる処方があります。


寒暖差に振り回されないよう、元気をチャージしましょう。