漢方で考える免疫力とは、生命力(腎の気)と防御力(肺の気)。
腎の気が弱まると、体が冷えて免疫力も生命力も低下し、
体全体の機能と回復力が弱まってしまいます。
また、肺の気が弱まると疲れやすくなり、ウィルスなどに対する抵抗力が下がり
免疫力も低下すると考えられています。
風邪をひきやすい人、湿度が高くなると体調が悪くなる人は、
生命力の源である「腎」の気を増やして抵抗力をつけると同時に
「肺」の気を強くして体を防御しましょう。
生命力の衰え(腎気虚)
↓
腎の気を補う黒い食材を積極的に摂る。
・ 黒豆 ・ 昆布 ・ ウナギ
・ 黒ゴマ ・ 黒米 ・ 栗
・ 黒キクラゲ ・ ひじき ・ くるみ など。
防御力低下(肺気虚)
↓
肺の気を補う白い食材を積極的に摂る。
・ 牛乳 ・ 百合根 ・ 銀杏
・ 白ゴマ ・ 杏仁 ・ 松の実
・ 白キクラゲ ・ イチジク ・ ハチミツ など。
寒いうえに何かと忙しい年末は、
体調を崩しがち。
暴飲暴食などで
「肝臓」や「胃腸」に
負担がかかることも多く、
免疫力も低下し
体調を崩しやすくなります。
冷えや乾燥には気をつけて
元気に年末を迎えましょう!