漢方では、
体内の機能を「肝・心・脾・肺・腎」という五つの働きにわけて考え、
この『五臓』のバランスが整っていれば健康な状態、
崩れていると様々なトラブルがあらわれます。
夏は「心」が影響を受けやすい季節。
「心」とは「心=心臓」だけではなく、心臓の機能も含め、
血液を全身に送るポンプの働きのほか、
精神・意識や脳をコントロールする役割を持っています。
睡眠中に見る夢なども「心」が関係しているため
「心」の機能が乱れると、夢を多く見るなど睡眠トラブルも多くなり、
不安感や記憶力の低下など、意識や思考のコントロールにも影響します。
「心」の不調は血液の流れに異常を招き、
焦り・不整脈・動悸などの原因となるほか、
味覚が鈍感になる・舌先が痛い・口内炎ができるなどの
トラブルもあらわれやすくなります。
次回は、「心」の働きを助ける食材をご紹介します