お付き合いくださりありがとうございます。
ちょい諸事情があって一週間ぐらい執筆作業から遠ざかっていたのですが、今月よりまた復帰いたします。
このSSは少し前に発掘したやつです。46巻時点での両想い蓮キョです。
■ そんな君に俺が ■
事務所で久しぶりに最上さんと顔を合わせた。
「 敦賀さん、お久しぶりです!こんにちは 」
「 こんにちは、最上さん。本当に久しぶりだね。ずっと君に会えていなかったから寂しかった 」
「 ・・・っっっ!! 」
「 時間あるの?もし大丈夫なら少しだけ話をしない? 」
「 あ、はい、大丈夫ですけど。じゃあ・・・・・ラブミー部室に行きましょうか? 」
「 うん、行こう 」
話をしようと言ったものの、特別に話したい何かがあった訳じゃなくて。
ただ純粋に、最上さんと言葉を交わしたかっただけだった。
部室に着いて、最上さんにそう話したら
最上さんは少しだけ戸惑った様子で
でも愛らしくはにかんだ。
「 ・・・・・かわいい 」
「 え? 」
「 なんでもないよ。変わりなく頑張ってる? 」
「 はい、もちろん!あ、そう言えば聞いてください。さっき、事務所に到着する前の横断歩道で70歳ぐらいの老夫婦が手をつなぎながら歩いていたんです!!その二人が赤信号で止まったとき、メチャクチャ可愛い会話をしていて~~~~~っ!! 」
「 ふぅん? 」
「 傍らにいるおばあちゃんにおじいちゃんが・・・ 」
『 今日の晩御飯、なんかなぁ~ 』
『 ふふふ。じゃあ、3択です。1・おうどん、2・おうどん、3・おうどん。どれでしょう? 』
『 じゃあ、おうどんかな 』
『 ぶっぶー。答えはお蕎麦でしたぁ 』
「 ・・・って!!!やっていて!!!もう、可愛すぎてその場で身悶えちゃって、信号渡るの忘れちゃったんですよ 」
「 なるほど 」
「 もう、可愛くないですか?かわいくないですか?すっごく可愛くないですか。いいなーって思っちゃいました 」
「 俺も思う。かわいいなって 」
「 ですよね!!萌えちゃいますよね!! 」
「 うん、萌えちゃうね。そんな君に俺が萌える 」
「 ・・・っっっ!!なに言ってっっ!!! 」
「 うん?聞こえなかった?じゃあもう一回言うよ。そんな君に俺が萌える 」
E N D
イチャイチャ蓮キョ(笑)
【おまけ】
「 私のことはどうでもいいんです!!ただ、いいなって思ったことを敦賀さんに伝えたかっただけなんですから 」
「 そうなんだ 」
「 本当に良いなって思ったんです。かわいいなって。こんな夫婦になりたいな・・・って 」
「 ・・・・・そうだね、なろうね♡ 」
おまけでもラブラブ(笑)
⇒そんな君に俺が・拍手
Please do not redistribute without my permission.無断転載禁止
◇有限実践組・主要リンク◇