いつもお付き合いくださってありがとうございます。
こちらは先日お届けしましたヤッシーside「密かな癒し」 のおまけです。蓮くんです。短いです。
お楽しみいただけたら嬉しいです。
■ なごみ癒し ■
今日、移動途中に社さんから耳寄りな情報が届いた。
「 …へぇ、宅急便にそんなサービスがあるんですか。面白いですね 」
「 面白いですねって、感動が薄い奴だな、お前は。キョーコちゃんなんかメチャクチャ喜んでくれたのに 」
「 そうなんですか 」
「 そうなんです。微笑ましいサービスですねって、全身をプルプル震わせながら身悶えてくれた姿が、やっぱりキョーコちゃんだなって感じで可愛かったぞ~ 」
「 へー・・・。そうなんですか 」
恐らく最上さんのことだから
両手をぎゅっと握って、小さな肩を小刻みに揺らし
カワイイ、可愛いを連呼したに違いない。
そんな姿が容易に想像出来て、自然と微笑が浮かんでしまった。
「 お前いま、想像しているだろ?ふっふっふ・・・ 」
「 なんですか、嫌な笑い方 」
「 お前、今夜あたり、キョーコちゃんに送ってみ? 」
「 荷物をですか? 」
「 あほかっ!メールだよ、メール!! 」
「 はぁ…。メール 」
「 反応鈍いな!少し弱音を吐いたメールを思い切って送ってみ?そしたらキョーコちゃん、きっとお前の心を癒そうとニャ付きのメッセージを返信してくれるから!なっ!? 」
「 うわ、あからさま… 」
「 お前ぇぇぇ!!いいから言う通りにしろぉぉぉ…!! 」
――――――― と、社さんに太鼓判(?)を押されたのだが。
「 俺としては、あからさまに人様からそうお勧めされると、素直に従いたくない気分なんだよな 」
だけど・・・
「 あの子とメールのやり取りをするのは嫌じゃない 」
むしろ、毎日でもしたいぐらいだ。
「 とはいえ、一体なにをメールしようか 」
あれこれ考えている間にだいぶ時間が過ぎてしまって
そうこうしているうちに何と最上さんからメールが届いた。
『 お疲れ様です、敦賀さん!敦賀さんが応援してくださった紅葉役、毎日頑張って演じてます。
実は今日、敦賀さんに新しいオファーがあったことを社さんから伺いました。私なんかの応援など不要かと思いますが、敢えて言わせてください。敦賀さん、頑張ってください! 』
一読して察した。
たぶんこれは社さんの差し金だ。
大方、俺にメールでもしてみれば、と社さんがあの子に促していたに違いない。ご丁寧に情報提供をしてまで。
それで?あの子に少し弱音を吐いたメールを送れって?
冗談でしょう、社さん。
俺は、せめてあの子にはいつだって尊敬される先輩でいたいのに。
たとえ嘘でも弱音なんか吐きたくない。
そんなのはカッコ悪いだけじゃないか。
だから絶対にごめんだ。
従って・・・・
『 わざわざありがとう、最上さん。君に負けないように俺も精一杯頑張るにゃ。
だから君も最後まで、気を抜かずに演じ切って欲しいにゃ 』
にゃ・・・を付けて送信するだけなのに、入力している間に笑いが漏れた。
このメールを受け取ったあの子がどんな反応をするのか、それを目の当たりに出来ない事を残念に思う。
送信してすぐ、あの子から再びメールが届いた。
「 あ、返信?早いな…って 」
『 はい、ありがとうございにゃす!全力疾走で頑張りにゃすっ!!! 』
「 全力疾走?そのままぶつかって落下しそうだ。しかも、にゃすって何だ、最上さん。クスクスクス… 」
あの子に癒してもらえるなら、それはもちろん嬉しいことだけど
それ以上の欲望が俺の中には常にある。
最上さん。俺はね
君に癒してもらいたいと望むその何倍も
俺が君の癒しになりたい。
E N D
蓮くんからの「にゃ」つきのメールを受け取った直後のキョーコちゃん。
「 …っっ!いやぁぁぁぁぁぁ!鼻血出そうです、敦賀さん!なんですかこれ、敦賀さんったら、語尾ににゃが付いているんですけど、語尾ににゃが付いているんですけどぉぉぉお!!一体これは何プレイ?!いやぁぁぁぁぁぁ!!可愛すぎて身悶えるぅぅぅぅ♡…はっ!返事!返事しなくちゃ!! 」
…で、15秒。…ってのが脳裏に浮かんだw
両片想いの行動は本気でなごめる。
⇒なごみ癒し・拍手
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