お付き合いくださりありがとうです、一葉です。
最近はめっきり減りましたが、思いついていない訳ではありません。
お久しぶりのSS、原作沿い両片想いでお届けいたします。
ただし注意。原作沿いなのだけど、のんびりのほほんなお話です。
こんなこと、あってもいいよねってやつ。
■ 合言葉 ■
ポチ、ポチ、ポチ・・・と
最近、俺が仕事をしている最中に
社さんが現場の隅で携帯に向かって、何かを打ち込んでいる姿を頻繁に目撃している。
それを最初は何とも思わなかったけれど、そのうちやけに気になりだしてしまって。
同じマネージャーについてもらっている最上さんに確認をすると、彼女もそれに気づいていた。
「 私、てっきり敦賀さんにメールを送っているんだろうなって思っていたんですけど・・・ 」
「 俺は逆に最上さんにメールをしているのかなって思っていたよ 」
「 いいえ。そんな頻繁にやり取りなんてしないですよ?多くても1日2~3回って所ですし。それに、そんな長いメールも来たことありませんしね。だから、よっぽど敦賀さんとラブラブなのかなって考えた事すらあるんですけど 」
「 そういう事は考えなくてよろしい。……っていうか、社さんから来るメールの長さなんて俺だって同じだと思う。けど……そう考えると余計に疑問だよな。結構長くポチポチしている気がするし、1日に何度もしている気がするし 」
「 ……はぁ…。まぁ、そうですね? 」
いったい何をしているんだろう。
もしかしたら彼女でも出来たとか?
あの人だってそういう相手が居てもおかしくない。
とにかくその行動が気になって、思い切って聞いてみた。
すると・・・・・
「 なんだ、気づいていたか。実はブログを書いていたんだ 」
「 え?ブログ・・・ですか?社さんの? 」
「 当たり前だろ。俺が俺以外の人間のブログを書いてどうするんだよ 」
「 いえ、そりゃそうですけど・・・ 」
正直、かなり意外な気がした。
社さんは機械クラッシャーなだけで、確かに機械音痴ではないけれど。
自分のことを自発的に発信するのを好む人には見えないから。
でも、すぐに納得したよ。
「 ふっふっふ・・・。実はマネージャーとして呟いてるんだ。敦賀蓮と京子のことを 」
「 は?! 」
「 どわぁって、お前もキョーコちゃんもそういうのしないだろ?だからお前たちの代わりに俺が呟いているんだよ。更なるファン獲得のためにな♪ 」
「 自分のことじゃないじゃないですか! 」
そこでようやく合点がいった。やっぱり仕事だったのだ。
・・・で、そのこと自体は
スッキリした気分だったのだが・・・。
「 ……教えてくださいよ、そのブログ 」
「 なんでだよ。見たいのか? 」
「 見たいです。もっと言うなら確認したい。社さんが俺たちのいったい何を書いているのか 」
「 ふっ…。大した事は書いていないけどな 」
本当か?!
いま一瞬、軽く笑ったのは何ですか?
まさか、仕事とは関係のない事を書いている訳じゃないでしょうね?!
俺があの子に片想いをしているとか
ヤキモチ焼いて酷い言葉を投げつけてるとか
あの子の言動にいちいち翻弄されているとか…っ!!!
「 教えてくださいよ! 」
「 いいけど、別に 」
「 よかった、ありがとうございます 」
後日、ラブミー部室で社さんを待っている間に、最上さんと二人でそのブログを確認した。
部屋に置いてあるパソコンで。
「 え、意外。社さん、ブログ記事を書いていたんですか?へぇ~ 」
「 俺も意外に思った。けどすぐに納得した。どうやらマネージャーの目線で俺たちの事を書いているらしい。…って聞いたら、気になる? 」
「 えっ?!気になります、見たいです!! 」
「 だよな。ちゃんと聞いておいた。二人で確認してみよう 」
教えてもらったサイトを開き、最上さんと二人で目を通した。
載っていたのは本当に他愛もない事ばかりで
例えば、さっき昼に何を食べたとか。
これから何のシーンを撮影するとか。
休憩中の様子とか。
今日の仕事は終わりが遅いとか、そんなこと。
だけど・・・・・
「 敦賀さん。これ、所々…と言うより、割と頻繁にシークレット記事がありますよね 」
「 だね。これには何が書いてあるのかな 」
「 こっちも読んでみたいですよね 」
「 うん 」
読めなければやっぱり気になる。
試しに記事をクリックをすると、画面に小窓が現れて
こんなメッセージが表示された。
『 パスワード認証・・・管理人からのメッセージ。
シークレット記事を閲覧するにはパスワードが必要です。
カエルの子を入力されたし 』
「「 蛙の子? 」」
最上さんと阿吽の呼吸で見合わせて
『 おたまじゃくし 』と手早く入力。Enterプッシュ。
すると・・・
「 エラーになった!なんでだ? 」
「 敦賀さん。もしかしたらこれ、おたまじゃくしじゃなくて、カエルの子ってそのまま入力するんじゃないですか? 」
「 はぁ?カエルの子を入力しろって書いてあるのに? 」
「 だから、カエルの子って言葉を入力しろって意味なんじゃ… 」
「 …嫌なヒントの出し方だな。けどやってみよう 」
試した結果、カエルの子、でもエラーになった。
「「 なんで? 」」
それから英語にしたり、カタカナにしたり色々試してみたけれど、全てエラーで弾かれた。
「 ……こうなったら、社さんが来たら直接聞いてみよう 」
「 ですね!そうしましょう!! 」
「 …っ…二人ともごめん、お待たせー 」
「「 社さん、待ってました!!! 」」
「 なんだ、二人して、怖いな 」
「 カエルの子って何ですか? 」
「 カエルの子はオタマジャクシだろ 」
「 ですよね。でもエラーになって弾かれました! 」
「 は?…っ…ああ、そっちか 」
「 そっちって・・・・・・ 」
「 考えろ。正しい答えを導けた者だけが閲覧可能な至極の記事だ。簡単には教えられん 」
「「 うぬぅっっ…!! 」」
以降、しばらくの間
俺と最上さんは
顔を合わせるたびに今日こそ突破しよう…を合言葉に、パソコン前で肩を並べる日々を続けた。
E N D
ぶふっ…!!親密になれて良かったじゃん♪
いや、これね。そろそろ招待館の入館パスワードを変更しようかなって考えた時に思いついたやつなんですよ。
でね、こんな風に変更したら入館できない人が続出するだろうなってww
だからまだ変更かけていません。
ちなみに、ヤッシー運営のブログ名って何だと思います?ソコ、思いつかなかったんですよ。ピピっと来る人、いるかしらん?
⇒合言葉・拍手
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※続くことになりました⇒合言葉・2 へ
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